せんせぇ ページ27
主人公side
3ヶ月前
自分はロイヤルソードアカデミーに居る
女性教師の旦那さんが誰なのかを知ったけれど
ずっと私が好きだった番だった
私は最初から目をつけられていて
女性教師はまんまと私を騙して
新婚気分を味わっていた
純粋に愛してた人に裏切られて
魔法で偽りの姿を演じられていた
私は狂ったかのように2人を攻撃したけれど
番だった者は私を攻撃した
お前の愛が重いからそうしたんだ、と
初恋だった
大好きだった、なのに
こんな結果になるなんて
ダードゥ「だから言ったじゃねえか」
「…ここまで運んでくれてありがとう」
ダードゥ「…お前、双子には言わなくていいのかよ」
「…いずれバレるわ」
ダードゥ「……学園付近の砂浜までの約束だ」
「…サヨナラ」
洞窟付近で座り込んだ
「……私の一方通行だったのね」
魔法で姿を変えていたのだと知って
なんとなく、思い出すと穴だらけだった
「なんで気づかなかったんだろ、私」
黄金の瞳っていうのが、ダメなんだろうな
「……」
あの新婚相手にオーバーブロットした
一瞬にして鮫の人魚たちに攻撃された
気がついた時には
ダードゥが必死に泳いでた所しか見えなかった
「…」
冷静に考え始めた
私、めちゃくちゃ迷惑じゃんって
泡になって消えられたらいいのに泡にならないし
「……この瞳、邪魔だな」
オーバーブロットして、体力がない
震える手で目を取った
手に持ってたらレオナに見つかって
レオナはずっと
私を大丈夫だからな、と言った
「(…泣いてるのかな)」
レオナが私を連れて学園に戻る
「(…目が見えてないのにな)」
なんでか、魔力の塊が見える
フロイドの泣き叫ぶ声
ジェイドのしんどそうな声
抱きしめられる時に見えた2つの魔力
「(…フロイドとジェイド…かな)」
目は失ったけど、義眼を埋め込まれた
ヴィル「A先生、髪を整えるわよ」
「…ありがとう」
今私の姿は真っ黒な瞳に黒髪なんだそう
私が流した偽りの情報は
黒髪黒目だった、という情報と
黄金の瞳は魔法で
そして、女性教師は
男子生徒に何かしたとかで辞めていた
学園長「…こんな結果になるとは思いませんでした」
「…そんなもんだよ」
学園長「魔力の塊は見えてるみたいですね」
「うん」
学園長「目の回復はしますか?」
「……んーん、しばらくはいい」
学園長「…わかりました」
誰かの顔がわかるのは、ちょっと疲れちゃったかな
146人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のるのら | 作成日時:2023年9月26日 9時