せんせぇ ページ26
アズールside
姉ちゃん、なんで実家に帰ってんだよ
とフロイドは拗ねる
ジェイド｢姉さんが居ないと楽しくないですね｣
アズール｢平和だって言ってたの昨日じゃないか！｣
ジェイド｢こうもいないと寂しいものですよ｣
フロイド｢……なんか、嫌な予感する｣
ジェイド｢…実は僕もそう思ってます｣
｢たっだいま〜〜〜！｣
フロイド｢帰ってきたんだけど！！！！｣
ジェイド｢これが嫌な予感…｣
｢アズールちゃんにお願いよ｣
アズール｢僕ですか？｣
｢ねえ、アンタの親戚に
鮫に関わってる子居るわよね｣
アズール｢…モルディアくんのことですか｣
｢あーそんな名前のやつ！の友達居たでしょ？
あのー鮫の！ほら、あのなんか面倒な！｣
アズール｢…ダードゥくんですか｣
｢そうそうそう！｣
ガタイ良くて強そうな！と
アズール｢彼なら、僕の実家の近くにある
大きな家に住んでますが｣
｢わかったありがとう！｣
フロイド｢ちょいちょいちょい！！！｣
ジェイド｢どこに行くんですか？！｣
なんであんなやつのところに行くんだよ！！と
｢私の番の姉が居て、そいつ結婚したから
ホントかな？って思って聞きに行こうかと｣
フロイド｢…嘘くせぇ｣
ジェイド｢嘘ついてませんか？｣
｢ついてないけど｣
双子は言う、嫌な予感がずっとする…と
｢大丈夫よ｣
そう言葉を聞いてから軽く3ヶ月は帰ってこなかった
_______
レオナside
夜、寮までの帰り道
砂浜を歩いてた
レオナ｢…お前こんなところにいたのかよ｣
｢…レオナちゃん…？｣
レオナ｢…血の匂いしてんぞ｣
｢…喧嘩したのよ｣
レオナ｢…は？｣
｢…レオナ、私はどこか間違えたのかもしれない｣
こっちを向いた時に目が潰れてて、
レオナ｢、｣
彼女の手には目
｢…私がこの瞳で産まれたのが悪い｣
｢私が、番なんて作ったから｣
｢…嘘の情報をばらまいた、これで平和ね｣
レオナ｢…っ、｣
黄金の瞳を潰した彼女は笑う
ロイヤルソードアカデミーに
自分自身の情報を潰した
彼女は血の涙を流した
普通の人魚が良かった、と
彼女を抱き上げて魔法で戻った
学園長に話をしたら
治療室に連れてかれたけれど
彼女は真っ黒な髪になって
目は真っ黒になった
目は治らなくて、ずっと包帯を巻いて生活が始まった
双子はずっと嫌な予感がしていたと言っていた
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作者名：のるのら
| 作成日時：2023年9月26日 9時
