せんせぇ ページ17
ジェイドside
気絶したお姫様と従者が起きた
｢あんた達にお説教よ｣
ルディア｢、この者を今すぐ捕らえなさい！｣
従者｢…｣
従者2｢申し訳ありません、姫様｣
従者3｢この方はかなり強く、我々でも…｣
従者4｢リーチ殿に従うしかありません｣
ルディア｢はあ？！私に口答えする気？！｣
｢お黙り、小娘｣
ルディア｢きゃっ｣
バシャッと水をかけた
｢貴方がワガママな上、氷漬けされ
従者たちは従わないと命がない｣
｢そんな状態で、守ってもらったのに｣
｢従者4人係で私に勝てず、命拾いしてんのよ｣
ルディア｢、子供に卑怯よ！！｣
｢子供だから言うのよ｣
大人だったら今息をしてないから、と言って
お姫様は怯える
｢知ってるかしら｣
｢外に出たら危険でいっぱいなのよ｣
｢黄金の人魚の話をチェカ様に聞いたけど
とてもいいお話ねえ。｣
｢王子様に救われた人魚？笑わせないでちょうだい｣
｢人魚は、その王子様に出会う前｣
｢水も食べ物も貰えず、息をするのもやっとなの｣
｢…人魚は、陸の空気は吸えないのよ｣
意味分かる？
ルディア｢…魚と…同じ｣
｢そう、つまりずっと息できないの｣
｢貴方が私の水槽の中でもがいて苦しんだ
あれと同じってこと。それを
従者にもしてるってことよ｣
｢…貴方は、貴方のワガママで
何人も怯えさせ、息をさせないでいる｣
｢そんな状態の貴方が大人になってみなさい｣
｢レオナちゃんが可哀想だわ…｣
レオナ｢…｣
｢彼も息をするの｣
｢貴方も同じよ｣
｢息を陸でも海でも出来なかったら死んでしまうわ｣
｢貴方は、人の空気を奪う存在になってはいけない｣
｢人に空気を与えられる存在になった方がいい｣
｢母親も父親も、貴方に沢山空気を与えてきた｣
｢楽できると思うなよ、お前は｣
｢その空気を両親がくれてる状態なんだからな｣
自分で息が吸えるようになってから
人に罰を与えなさい、と
フロイド｢いいの？｣
ジェイド｢…｣
｢いいもなにも、興味失せた｣
と、姉さんは帰った
チェカ｢…｣
キファジ｢では、我々も｣
ルディア｢……｣
レオナ｢…｣
ルディア｢レオナ様は、あの方がいいの？｣
レオナ｢…はい｣
ルディア｢………わかった｣
レオナ｢え？｣
ルディア｢…私、チェカ様の方がいいもん！！｣
怒るレオナ様好きじゃない、と帰りました
ジェイド｢報告は以上です｣
アズール｢そうですか｣
リーチ先生には感謝しなくては、と
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作者名：のるのら
| 作成日時：2023年9月26日 9時
