せんせぇ ページ12
ラギーside
レオナ｢ほら、いいだろうが｣
｢だめよ｣
レオナ｢王子様の嫁になるんだ｣
別にみんな夢見るだろ？と
｢好意がない上、あなたのお願いでしょう？｣
｢私、番にさせたいのは年下なのよ｣
同い年は嫌ねと
｢氷河の国のルディア姫、何とかすればいいじゃない｣
｢それも、夫となるあなたの務めよ｣
レオナ｢…ルディア姫は、今何歳だと思ってる？｣
｢？何歳よ｣
レオナ｢…8｣
｢えっ｣
レオナ｢…20が8と結婚なんざおかしな話だろ｣
｢…あら？甥のチェカ様は？｣
レオナ｢5歳｣
｢…チェカ様との方がいいと思うわ｣
レオナ｢俺もそう思う…｣
レオナ｢明日、どっちもがここに来る｣
｢…なんですって？｣
レオナ｢甥のチェカが来て、ルディア姫が来るんだ｣
｢…大変ね、私は書類の作成があるからこれで｣
レオナ｢まあ待てよ｣
ラギー、例のと言われてリーチ先生に渡す
｢？これは？｣
箱を開けるとチョーカーで
レオナ｢凶暴と脱走癖がセットになるんだ｣
付けてもらうからなと言われリーチ先生は逃げる
｢絶対嫌よ！！！｣
レオナ｢おうおう、足速いなお前｣
｢人魚ならもっと早いわよ！！！｣
フロイド！ジェイド！来なさい！！と言うが
電話越しで、え〜？と聞こえた
______
主人公side
ちーん
｢…｣
レオナ｢観念しな｣
｢人魚だったら、早いのに…｣
かちゃり、と付けられた
ああ、私の休日がぁ〜…
レオナ｢…悪い｣
｢…だったら外しなさいよ｣
レオナ｢俺は結婚したくねえんだよ｣
向こうだって嫌だろうが、と
それで、仕方なく付き合うことになったけど…
チェカ｢おじたんの大事な人？！｣
｢ええ、初めまして。王子様｣
チェカ｢はじめまして！あ、ねえねえキファジ！｣
この人がおじたんの大事な人なんだってー！と
キファジ｢…レオナ様の恋人…と？｣
レオナ｢そうだ、この学園の教師でな｣
歳も同じ、話があって…トントンと進み
レオナ｢同棲してーけど、寮生活なんでな｣
キファジ｢…許嫁が居るのはご存知ですかな？｣
｢…ええ、そう…ですね｣
キファジ｢…ところで、貴方様…｣
｢？はい｣
キファジ｢どこかで見たような…｣
レオナ｢闇オークションの人魚だ｣
キファジ｢黄金の？！……それでですか｣
ニヤ、と笑うキファジさん
キファジ｢レオナ様が何年も探していたお方ですね
キファジ、納得致しました｣
｢え？え？何年も…？｣
レオナちゃん、真っ赤なんですけど
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作者名：のるのら
| 作成日時：2023年9月26日 9時
