既…離婚…？ ページ43
梅原side
顔を赤くして、告白された
梅原｢………えっと、………それは…｣
｢…私、すごく…隠してきました…、｣
｢水野先輩に嫉妬したり…醜いって自分を呪った…｣
｢梅原先輩が、早く…水野先輩を
下の名前で呼ばなくなればいいなって…、｣
梅原｢………、｣
近くに居た
俺が警戒していた
俺自身の事を下心として見ていた子が
なのに、なんでだろう
佐藤ちゃんに近づいて隣に座った
彼女は真っ赤で震えている
梅原｢……｣
｢……………｣
俺は昔、水野が好きすぎた
コイツ以外ありえないって思ったこともあった
なのに、佐藤ちゃんが可愛くて
梅原｢…｣
｢…ごめんなさい…、こんなこと…最低だ…。｣
どれだけ傷つけてきたんだろう
どれだけ彼女は元気に振舞っていたのだろう
なのに、こんなに心が動くのはなんでだ
あの頃のような感情が吹き溢れて
梅原｢……………｣
自分の頬を触ると熱い
｢……振ってください…こんなの、有り得ません、｣
｢勢いで…言っててごめんなさい…、あの｣
忘れてくださいって言われたと同時に手が伸びて
｢、｣
梅原｢…｣
佐藤ちゃんを抱きしめた
それで、
｢…、梅原先輩…、好きです…、大好きです、｣
これを言われて嬉しくて
梅原｢…俺、チョロいかも…｣
｢…へ？｣
梅原｢…水野のこと言えないな…笑｣
俺も、好きです
________
水野side
梅原｢付き合うことになったー｣
水野｢えっ？！｣
梅原｢いや〜Aちゃんがくそ可愛くてさ｣
梅原｢毎晩…手…出しそうになるわ…あかん｣
水野｢………まあじ？？｣
梅原｢おん｣
水野｢Aちゃんって、好きな人に振られたの？｣
梅原｢好きな人は俺｣
水野｢梅原だったの？！？！｣
知らなかったんだけど！！え！いつから？！と騒ぎ
梅原｢俺が既婚者の時から｣
今もだけど、とか言う(それは業界のみでしょ)
梅原｢俺が水野と夫婦です〜って
言う前かららしいよ。いや〜長いね｣
水野｢え、え、ええ……なんか複雑…｣
梅原｢だね、今思うとあの時の俺握り潰したいわ｣
怖い怖い怖い…()
水野｢…それで、まだ言いたげだけど…｣
梅原｢どーーーしたらさ、｣
水野｢うん｣
梅原｢手を出さずに済む？｣
水野｢は？｣
梅原｢キスとかまだしてないんだけど
名前呼ぶだけでも噴火するから、可愛くね？｣
ほれ、とLINEのやり取りや写真
水野｢あんた写真撮る人だった？｣
梅原｢いや、珍しいよな俺｣
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作者名：のるのら
| 作成日時：2024年4月8日 13時
