弟の推し ページ5
主人公side
最近、推しという言葉が流行りだした頃
弟が軽々しく
堀江｢推しに出逢えた喜び！！！｣
とか言ってて
推しって誰よ！！！って思ってる
まあ、態度には出しませんがね？？？
あれから、梅原さんには
変人なんですね…って態度とられてるし
まあ別にいいんだけど
顔面クレンジングオイルがけ女ってのは
彼の中で留まっているだけだった
｢(誰かに言いそうなんだけどな……)｣
違ったっぽい
ドン、とぶつかって
｢うわっ、ご、ごめんなさい｣
振り返ると
梅原｢あ、いえ｣
｢んだ、考えてたイケメンくんじゃん｣
梅原｢考え…え、僕のこと好きなんですか？
それはちょっと……えっと、ごめんなさい…？｣
｢(なんでか、振られてしまったようだ)｣
｢あー違う違う｣
梅原｢？｣
｢顔面クレンジングオイルがけ女だーって
誰かに言わないんだなって｣
梅原｢…矢島さんには話しましたけど…｣
｢え、文化放送の？｣
梅原｢はい、僕友達なんで｣
矢島さんに話しても流れないわけだ…
梅原｢あれからどうしてかけたのか…考えた末
矢島さんに話しを出した結果｣
梅原｢堀江瞬と親戚なのかもね、と｣
｢お、おお？｣
梅原｢…今日、コンタクトの度が高めなので
確かによく見ると似てますね｣
声優になって、早8年半
瞬が1人前になって半年で知られた(いや確実ではない)
｢おっそ｣
梅原｢え｣
｢まあ、梅原さんだけだよ｣
知られたの、だから内緒にしてねと言ったら
梅原｢…遠い親戚なら仕方ないですよね｣
いや、弟だけどね？あの子は
梅原｢堀江って、いい子ですよね｣
｢え？うん｣
梅原｢なんか一生懸命で｣
｢えっと、…ありがとう？｣
梅原｢え？なんで佐藤さんがお礼を？｣
やっぱり変な人だなとか思われたかな？！？！
堀江｢あ！！！！！｣
梅原｢ん？おお｣
｢あれま｣
堀江｢なんで一緒に？！｣
｢瞬くんの話してたんよ｣
堀江｢えっ、ま、まさか…っ｣
俺らの関係を知って…とか言って
梅原｢うん、なんかごめん｣
堀江｢…そ、そんなぁ…｣
あれ、こっちも勘違いしてる？
梅原｢堀江なんか(親戚の人居て)良かったなって｣
堀江｢え、そ、そそ、そうですか？？(姉が居て？)｣
｢ブフッ｣
堀江｢え、ちょっとおお！！｣
姉だとバレたんだよ？！って顔の瞬と
この人(親戚)変だなって顔の梅原さんに
そりゃ笑い出るでしょ、なにこれ笑
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作者名：のるのら
| 作成日時：2023年10月26日 22時
