弟の推し ページ35
主人公side
梅ちゃんに彼女いただなんて…
｢わりとショック…｣
梅原｢なにがー？｣
｢出たな梅一郎！！！｣
キラキラキラキラしてる、なんなんだお前
｢なんだお前、彼女とえっちでもしたんか｣
梅原｢んーん、別れた｣
｢はっ？嘘はええわ｣
梅原｢いや、見てよこのLINE｣
画面にはスクショ
｢……｣
交互に梅ちゃんと画面を見る
ニコ、と笑う顔
｢ちょっと来い｣
梅原｢のぉっ｣
｢座れ｣
梅原｢え、うん｣
｢顔色悪すぎる、平気な顔して接触するな｣
｢…この彼女はどうしたの｣
梅原｢……………あのさ、｣
｢うん｣
梅原｢………おれ、｣
梅原｢、なんで…あんな、｣
あの梅ちゃんが泣いてる
｢(…この子は全く)｣
感情をしまい込みすぎなのよ
｢…大丈夫、大丈夫｣
梅原｢…………、ずっ｣
瞬みたいに、叫んだり
表情が豊かな子だから
わかりやすいけど、分かりにくい梅ちゃんは
こうして隠して、隠して消してしまう
気づかれないように仮面を被るけど
私には気づかれんのよ
_______
梅原side
彼女に会えるワクワクで行ったら
他の男のを口に含んで
丁度、やってるところだった
｢うーわ、それは辛いわ…｣
梅原｢他の男の唇とかブツとか…｣
梅原｢俺にしてると思うと気持ち悪くて…｣
思わず吐いた
外に出た瞬間に
公園のトイレで吐いて
脳内に
梅原｢…パイセンに助けを求めるのどうなのかなって、｣
既に頭を撫でられてる時から
彼女の様子が変だった
だから、話すタイミングを測ってた
｢なんでもっと早くに話さないかな｣
梅原｢…｣
｢アンタさ、我慢しすぎなんじゃないの｣
これからは、私が話聞くからって
弱ってたかなんだかわからないけど
甘えたくて、話聞いてくれて、嬉しかった
梅原｢もう、俺の姉ちゃんでいいじゃん……｣
｢ダメ、瞬の姉貴で居たいの｣
梅原｢…ならさ、｣
｢うん｣
梅原｢俺と付き合ってよ｣
｢は？｣
梅原｢お試しでいいからさ｣
付き合って、一時的でもいいから
俺を見てって言ったら雑に頭を撫でられた
｢彼女の事、思い出すからダメ｣
手を掴んでグイッと引っ張ってキスした
梅原｢…やだ、付き合って……イデェ！！｣
｢何すんじゃボケえ！！｣
お酒って怖いね、反省するわ(飲んでないけど)
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作者名：のるのら
| 作成日時：2023年10月26日 22時
