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弟の推し ページ32

梅原side



ポン、と頭に手が置かれただけなのに

シンプルに懐かしさと嬉しさがあって

中島「なんか嬉しかった〜」

梅原「それな」

というか、もっと撫でてって

猫が擦り寄るような、そんな気分



だったから

「わっ」

どん、と座った時ちょっと頭を向けた

「え、なに」

梅原「頭撫でて、今日頑張ったねいい子って」

「なにそれ笑」

梅原「なんか、猫とか子供とか
頭撫でられるの好きじゃん、俺実はそうなのかもって」

実の姉にもやってみたら


梅原『裕香、突然だけど頭撫でて』

裕香『はあ?あんた頭おかしいんじゃないの笑』

梅原『いいから、早く』

裕香『嫌だわ、気色悪い…』

梅原『だよなー』

裕香『なに、なんなの?熱あんの?』

梅原『至って普通です』



ってことがあって

頭を撫でて貰えず、とりあえず

お父さんに言ったら、背中をポンとされただけ

あとは親戚の子に

梅くんお疲れ様〜って、雑に頭を撫でられた



ってここまで言ったら

「しょうがない、瞬の代わりだから」

と、優しく頭を撫でられた

梅原「(なんか、異性ってありだなぁ……)」

癒された、ストレス発散出来たかもって



梅原「惚れちゃいそ」

「嘘ばっかり」

梅原「ホントだよ」

「その場しのぎでしょそんなの」

そうなんだけど、なんか

惚れちゃう


________



堀江side



見てしまった

僕はきっと命日…



中島「堀江?どしたん」

堀江「みみみみ見てしまったんです!!」

中島「ん?なにを?」



堀江「梅原さんが、姉ちゃんに
頭撫でてって甘えてて…」

堀江「姉ちゃんが頭を撫でてたんです!!
羨ましい!ずるい!!!」

中島「おーん。なんか梅って
最近佐藤パイセン好きやで」

堀江「ヒョッッッッ!!!!」



中島「あーその好きって言うのはって…聞けーー!!」

早まるなぁ!って言われたけど無理でした

堀江「なにしてんの?!?!?!」

姉ちゃんの前に僕は行きました



「おや、瞬ちゃん。おかえりー」

梅原「グエッ」

ぐいーと梅原さんを押した

「ようやく、本人が来たか〜頭を撫でてあげる」

ほら、姉ちゃんの膝貸してあげるよって



「やっぱり瞬ちゃんの方が髪質最高〜〜」

堀江「嬉しい嬉しい嬉しい嬉しいぐへへへっ」

梅原「変態だ」

「黙れ変態声優」

梅原「グフッ…痛い…」



やっぱ、姉ちゃんは俺のだよね!!!!!(圧)

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作者名:のるのら | 作成日時:2023年10月26日 22時

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