弟の推し ページ24
主人公side
瞬の家に行った時に
はぁ〜い、と女性の声
しかも眠たげで
｢…は？えっ？誰…？｣
私を見た時にお姉様？！？！と騒いで私に抱きついた
｢？？？？？｣
なんだこの子、めっちゃいい匂い
堀江｢えと、ご紹介します…｣
彼女の里山南です、と
里山｢みなみです！よろしくお願いします！｣
きゃ〜本物だ〜〜と喜んだ
堀江｢ちなみに、みなみは姉さんのファンです｣
｢どこで出会ったのか私に教えてくれるかな？？？｣
出会いは大学で、瞬のバイト先とも同じで
意気投合、なんと
里山｢漫画家を目指してました、当時は…笑｣
｢おおおお｣
里山｢今は、イラストレーターやってて…
時々、仲間の方で声がかかって
アシスタントして生活してます｣
堀江｢姉さんが主人公やった
あの漫画のアシスタントやってるよ｣
これですこれ！と
｢作者さん好きなんだ、写真撮ろ｣
里山｢いいんですか？！？！｣
で、仲良くなった
梅原｢へぇ…堀江の彼女さんがすか｣
｢うん｣
梅原｢なんかそういう繋がり好きそうっすね｣
｢感動した｣
梅原｢笑｣
思わず話してしまった
だって、梅一郎って話しやすいんだもん
｢でも、なんかいいなって｣
梅原｢？｣
｢出会いが大学って｣
梅原｢…学生の頃誰かと付き合ったりは｣
｢してないな｣
シンプルに興味なかった
｢瞬以上の人って現れなくてさ｣
｢だから、ブラコンって言われても
仕方ないんだろうけど…｣
梅原｢いいなぁ｣
｢ん？｣
梅原｢俺、藤パイセンの弟がいい｣
そしたら可愛がってくれるはず、なんて
｢え、可愛がられたいの？犬みたいに？｣
梅原｢あーそれは遠慮します｣
遠慮すんのかい
梅原｢同級生のお姉さんとかって
魅力的って言うじゃないすか｣
｢そういうシチュエーション好きだね｣
梅原｢なんか、ドキドキします｣
｢同級生ではないけど、同業者ではあるね｣
梅原｢男は変な妄想しますよ｣
だから、気をつけないとって
｢…女子にも居たよ、惚気して
妄想してる子が｣
梅原｢女子の惚気だるいっす｣
｢言うて男もだるいぞ｣
梅原｢そういうもんすかね｣
｢そういうもんす｣
人の自慢話
決して気持ちのいいものじゃないぞ
ただ、瞬は可愛いから好きだけどね
まあほぼ、私の話だとか言うから
恥ずかしさはあるけれど………ごほん。
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作者名：のるのら
| 作成日時：2023年10月26日 22時
