弟の推し ページ23
主人公side
ファンと名乗るスタッフ数名に追いかけられた
「(怖すぎる………っ!!)」
絶対嘘でしょ!!!!
瞬の推しが私だからって
最近私の真似してる人増えたよ?!?!
リップ何を使ってるのかって
ブランドは何が好きかって
何気なく聞いてきて
めちゃくちゃ雑誌とか買ってるって聞いて
なんの?って思ったら
私の好きな物把握して…っておい!!!!
時々瞬がこの服姉さんに似合うとか
そんなことツイートするからだろうけどさ!!!!
ダメだよ?!?!そんなことしちゃあ!!!
私の真似したってなんの意味ないからね?!?!
スタッフ「堀江さん!」
堀江「はい?」
あああああっ、瞬に声掛けとる!!
しかもなんか一生懸命私っぽくしてる…っ、
どっちかって言うとアンタら
カワイイ系で清楚系やろ?!?!
「(…私の真似しても、真似だけなんだよ)」
居たよ、学校先でも
男子が瞬の真似したりしてた
こういう男子好きやろって
私が好きなのは瞬の可愛さなのにって
「…私の真似して、何が面白いねん」
その言葉が意外と大きかったのか
スタッフ数名私を見た
_______
堀江side
最近、姉ちゃんのファンがすごくて
情報交換してたくらいだった
姉ちゃんのこと好きでって
結構姉ちゃんのこと調べてるんだなって
むしろ俺自身が知らないことまで教えてくれて
めちゃくちゃいい情報持ってんじゃんって
こいつらやるなぁって思ってた
姉ちゃんが俺らを見て
何が面白いねんってガチトーンでそう言った
ビクッ、としたスタッフさん達
「…聞いとる?なあ」
完全に怒ってた
堀江「ね、姉ちゃん…そんな怒ることないよ…?」
「…瞬は黙っとき」
堀江「いや、あの」
「瞬を騙そうなんて、無駄なことすんなや」
「私の真似しても、瞬はあんたらには振り向かん」
「無駄な時間とお金をドブに捨ててんねや」
わかっとんのか?と
堀江「…え?いや、姉ちゃんのファンでしょ」
明らか、…だってあんな純粋に…
「瞬はこの子らが普段なんの会話してるか知らんやろ」
「瞬に近づきたいためだよ」
堀江「…」
彼女らを見ると怯えた
お願いだから、そういう近づき方しても意味ないよ
そう言われて彼女たちは謝ってきた
居なくなってからの姉ちゃんは
「…ごめん、瞬」
堀江「え?なに…?」
「しばらく、姉ちゃん離れるわ」
そう言われて帰った
堀江「え、ええええっ」
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作者名:のるのら | 作成日時:2023年10月26日 22時