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弟の推し ページ13

梅原side



くん、とリュックが引っ張られて

梅原「?」

「あ、ごめん」

なんか具合悪そうな顔してる



「………吐きそう」

梅原「え」

急いで袋を彼女の口元に当てたら

先輩は後ろ向いて吐いた



梅原「…水買ってきます」

自販機のとこ行って水買って帰ったけど

トイレの方で吐いてる声が聞こえる

梅原「(…なんだ?酒の飲み過ぎか?)」

まあそういうのよくあるよな



ヨロヨロしながらも出てきた

「…急に……ごめん」

梅原「酒の飲みすぎっすか?」

「…いや、酒では吐かない…」

じゃあなんだ?と思って聞いたら



「…トラウマの」

梅原「トラウマ?」

「…カレー味食べて…吐いたっていうか…」

梅原「え、勿体な…」

「トラウマって言ってんでしょ」



床に座り込んで

「…………まだ吐きそう…」

梅原「…あの」

「?」

誰でもトイレに彼女を押した

「えっ?!な、なにかな?!?!」

梅原「いいから、はい」

「え?ふぐっ」



梅原「そのまま、吐いて」

彼女の喉奥に指を突っ込んだ

吐いて、吐いて、吐いた

「……………」

梅原「お疲れ様でした」



吐き終わった彼女は俺になんかものを投げた

梅原「イデッ」

ギッッと睨まれて

手、拭いとけや!!!と



堀江「見ましたよ」

ギクッとなった

振り返ると堀江

梅原「お、おお」

堀江「姉のこと助けてくださるのはとても助かります
しかし、流石に異性の口の中に指入れます???」

ときめかれたら困る!!!!と



梅原「あー…大丈夫、それは」

堀江「梅原さんの好みに当てはまるんですよ……?」

たぬき顔!!!それに年上!!!と

梅原「胸は普通だよね?」

堀江「そりゃそうです、大きくはありません」

梅原「じゃあ大丈夫」

堀江「なんか複雑………」

え、だって惚れて欲しくないんでしょ?



後日

目を合わせない先輩が菓子折りを押し付けた

「……」

梅原「どうも」

ねええええちゃあああああーーーーーんんんんん

と声が聞こえて



「あ、リエ」

堀江「大丈夫だった?!合格出来た?!」

「うん、出来たよ」

堀江「良かったぁ……」

梅原「なんの?」

「バイクの免許」

梅原「え、バイクも乗るんですか」

「車乗ってるから、ついでにバイクもどうかなって」

堀江「バイク何買ったのー?」

「まだ」

堀江「俺も行くう」

「おうおう、見に行こう〜〜」



目の前でイチャイチャ始まったから俺は帰った

梅原「うんま、この饅頭」

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作者名:のるのら | 作成日時:2023年10月26日 22時

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