弟の推しが実は自分だった件

弟の推し ページ11

梅原side



変な方向になりそうだったのは

お酒を飲んでた堀江のみで

通常はこれ



堀江｢……｣

静かな上、緊張でしゃべれない

実の姉より身長高めだから甘てるのを

我慢して頑張ってるのを察知され



｢ハグっとく？｣

堀江｢え、嫌じゃないの｣

｢お酒飲んでべろんべろんの瞬も可愛いけど
今のうちに匂い吸っとけよ｣

堀江｢吸う！！！！｣



すーーーーはーーーーーとやってるのはもはや

慣れてきた俺ら(見て知った)

抱きしめられながら挨拶する藤パイセン



写真撮ってた隣にいる武内くんは

Twitterにて載せた

弟が姉の匂い嗅いでる図とか書いて



｢武内くんなん？載せたの｣

武内｢うす｣

｢え、ありがとお｣

武内｢ゆういちさんが写真撮ってましたよ｣

｢中村さんが？！｣

武内｢いや、梅ちゃんが笑｣

｢え、梅一郎が撮ったやつなの？画質良…｣

武内｢スマホ古いですね｣

｢んね、変えようかなぁ｣



増田｢ねえ、堀江とデートした？！｣

｢その聞き方前と変わらないね｣

増田｢ずっと彼氏かと思ってた｣

｢彼氏かぁ｣

増田｢でも、Aちゃん
恋愛に興味無いから、ないね｣

｢んだねぇ｣



西山｢え、彼氏の作り方です？｣

｢うん、私じゃ質問に答えられんかったから｣

西山｢恋するだけです｣

｢恋愛上級者みたいな発言だね｣

西山｢イトケンに怒られろ、もう笑｣

｢イトケンねえ
あの人もっと考えないとダメって言う｣

｢興味無いんだよねぇ………｣



｢どないした｣

梅原｢デートした経験はないんですか？｣

｢瞬となら何回もあ｣

梅原｢それは弟でしょうよ笑｣



｢ないなぁ｣

｢そもそも、高校は女子校だし｣

｢中学は入院してたし…｣

梅原｢え、なんかあったんですか｣

｢大怪我してリハビリに時間かけすぎた…？｣

梅原｢えぇ……｣



｢好きな人は居たよ｣

梅原｢ほお｣

｢でも、誰かの男だったから｣

｢ほらよく言うじゃん、他人の男が1番よく見えるって｣

｢単体の男を好きになったことは無いな｣



梅原｢これぇ、危ないんじゃないですか？？｣

既婚者好きにならないでね、って言ったら

｢うん、業界ではないから安心していいよ｣

｢弟もいる事だし、弟が先に結婚の方が
恋愛しやすいな〜〜瞬、彼女居るから｣

梅原｢え｣



｢あれ、これ言っちゃダメなやつか｣

この前家行ったら同棲してて、綺麗な部屋だった

とか言ってて、マジでぇ？ってなった

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