弟の推し ページ2
堀江side
僕には年の離れた姉がいる
すっごく無気力な姉が
目の前に居るのは実の姉
そう、声優を仕事にしている姉が居た
佐藤Aとしての声優活動
梅原「堀江、さっきの人知り合い?」
中島「え、先輩だろ知らないの?」
梅原「え、居たっけ…って思って…」
内田雄馬さんとこのお姉さん、内田真礼さんと
友人関係にあるらしく、一緒に来てた
堀江「(…やばい、どうしよう…)」
姉ちゃん…来てるなんて…余計緊張しちゃうよ…!
梅原「緊張するよね、俺もする」
でも、これが終わったら飲み会だねと
堀江「……は、はい…」
バイトから帰ってきてのイベント
俺の気持ちはかなりチグハグだった
_______
主人公side
弟の可愛い反応も見れたし
握手会にも並んで
堀江「えと、また………来てください……、」
顔を見ないで言うから
「ありがとうございました!」
堀江「ふぐうぅ、」
「え、大丈夫?笑」
横の例のイケメンくん(梅原さん)は会釈してきた
離れた後に聞こえたのは
先輩に言われて緊張したね、と聞こえて
まあ、姉弟だし大丈夫だけどねって思った
それからは、なんとなくすれ違う度に
瞬が緊張した顔つきで挨拶してきて
笑ってしまったけど
「ラッキー」
真礼「ん?」
「いんやぁ、ちょっとねぇ〜」
弟に会えるなんてレアじゃん?
所属事務所は別だし、だから結構嬉しかった
堀江「…姉ちゃん…」
ある時、瞬が具合悪そうにしてて
「大丈夫?車で家まで送ろうか?」
甘えるから取り敢えずで車に乗せて帰った
瞬がいつも話す例のイケメンくんは
堀江「なんか、めっちゃいい人で……」
「へえ〜」
堀江「……あと、いい匂い」
「ぶは笑」
堀江「甘えたくなる………人」
「珍しいじゃん」
あと、榎木くんと言われて
「え?えのきゅん?」
堀江「そう」
「姉弟共々お世話になってるねぇ」
堀江「…」
「?」
堀江「…………姉ちゃん、
榎木くんと梅原さんどっちが好き?」
「え、どっちもいけ好かないけど」
堀江「良かったァァァ!!!」
なんだ?急に
私はね、瞬が1番可愛くて好きなのよ
まあ、知らんだろうけど
堀江「また一緒に帰ろうね!!!」
「おうよー」
で、マネージャーの黒崎に
黒崎「最近、年下の声優と仲良くしてますよね?」
「んえ?雄馬くんの事?」
黒崎「いえ、堀江瞬さんです」
「(…ああ、なるほど)」
姉弟だって言ってないから
恋人?と思われてんのか(スルー)
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作者名:のるのら | 作成日時:2023年10月26日 22時