お客様の ページ21
梅原side
ムカつくから買ってやる
梅原｢ふん｣
矢島｢いや、なんで僕も？？｣
梅原｢いいから｣
寝てる間にサイズ測ってきたし、俺様完璧
店員さんに話した
ら
俺の事を知ってるみたいで
矢島｢そろそろ、指輪欲しくなったんだよね？｣
梅原｢…まあ、…落ち着いてきたことだし
指輪とか買えるくらいには…なったし｣
矢島｢梅ちゃんが買うの聞いて
着いてきちゃってごめんね〜｣
梅原｢いや、いい…緊張してたから｣
矢島さん、ありがとう。合わせてくれて
梅原｢…｣
矢島｢奥さんは何が好きなの？｣
梅原｢高いものは好きじゃない｣
矢島｢あ、そうなの？｣
梅原｢金額を決めた、1番低いので｣
矢島｢それはどうなの笑｣
梅原｢いや、金額じゃだめ。気持ちだから｣
矢島｢まあ、そうだよね｣
梅原｢で、シンプルが好き｣
梅原｢金属アレルギーある｣
梅原｢とりあえず…これで｣
店主｢かしこまりました、サイズは…｣
梅原｢あ｣
スマホのメモに書いたサイズを言って
用意された
梅原｢……｣
受け取ると少し重く感じる
梅原｢矢島さん｣
矢島｢ん？｣
梅原｢持って帰るの怖いから、今日家まで送って｣
矢島｢え、いいけど…笑｣
梅原｢渡せるまで肌身離さず持ってるから
周り見えてないから俺の事押して進んで｣
矢島｢ふっ笑はい笑｣
店主さん、笑ってたけど
本当に緊張してた
矢島｢家ついたよ〜玄関まで連れてくね〜｣
梅原｢…うん｣
玄関まで着いた
矢島｢はい、渡せるといいね｣
梅原｢…あのさ、矢島さん｣
矢島｢ん？｣
梅原｢…俺、今回指輪を用意した理由がさ｣
2年後江口さんと結婚するかもって
いじられたことから始まったことだった
矢島｢あ〜…聞いたよ｣
梅原｢…俺、嫌だなって思った｣
梅原｢…俺のAちゃんなのにさ｣
矢島｢…｣
梅原｢渡せるように、脳内で考えとこ｣
いい報告待ってるよ〜って言われた
それで
｢……………｣
ぽかん顔に金額をやっぱり気にして
でも
｢…………………嘘でも、嬉しいです、｣
笑う顔に思わずキスした
｢？！？！｣
ズザザザザザと離れる
｢な……あ、あの、｣
梅原｢…え？｣
｢き、キスしました？！？！｣
梅原｢はい｣
｢な、なんでですか？！？！｣
梅原｢したかったから？｣
｢なんできょとん顔なんですか？！｣
梅原｢え？夫婦だから？｣
俺自分の行動ちょっと怖い…無意識だわ
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作者名：のるのら
| 作成日時：2024年4月19日 9時
