他所と違うのは当たり前！！！

こども ページ1

梅原side


遠い親戚、俺のハトコが亡くなった

葬式に参加して居たら小さな女の子がぼんやりと見ていて

姉｢あの子の両親亡くなったのよ…｣

保育園に預けてた時に迎えに行こうとした母親が

事故で亡くなり、後を追うように旦那さんも亡くなった



ハトコの子供、まだ2歳だという

梅原｢…なんで、旦那さんは…｣

姉｢…再婚相手みたいなの｣

姉｢どうも、あの子に問題があるみたいで…｣



親戚たちは口々にどうするかって口論してて

それを母さんの手を繋いでぼんやりと見てる

｢…｣

母｢あっち行こうか｣

｢…？｣

抱っこされて移動する、それでもずっと

口論続けてる親戚たちを見てて



姉｢誰が引き取るか…ね｣

梅原｢(…このままだと、多分)｣

俺は親戚たちの方に歩き、声をかけた



梅原｢あの、あの子を引き取るのを俺がしてもいいですか｣

親戚の1人は安心した顔をする、だけど

親戚2｢キミは芸能活動をしてるだろう、そんなんで育てることが出来るのかね？｣

親戚3｢あの子、どうもおかしいのよ｣

親戚4｢2歳なのにバイバイも何も言わないのよ｣

親戚5｢発達障害か何かだろう？｣

梅原｢(…昔ながらの考えの奴らは本当…)｣



梅原｢だからなんですか？俺が引き取るんです｣

梅原｢もうこれでいいですよね？｣

梅原｢俺にはマネージャーが居ます、どうってことはありません。あの子が生きやすいようにするだけです｣

梅原｢それだけです｣

姉貴には怒られた、生半可に出来るわけがないって



でも、親の死をあの子が見てる中

親戚の怒鳴り声とか見てたらどこかで泣いてるかもしれない

幸い俺には彼女がいるし、マネージャーは居るし

彼女は受け入れてくれるはず、だから



あの子を受け入れたいと思ったんだ

母｢本当にいいの？まあ、大変だったらいつでも連絡しなさいね、育児のことはあんた何も知らないんだから｣

梅原｢うん｣

俺はしゃがんだ


梅原｢はじめまして、梅原裕一郎です｣

梅原｢今日からキミのお父さんになるよ｣

｢…｣

梅原｢Aちゃん、お父さんとして頑張るから｣

梅原｢一緒に帰ろう？｣

手を出すと、じ。と俺の手を見る

｢…とーと｣

梅原｢ん？｣

｢とーと｣

母｢お父さんって言ってるんじゃない？可愛いわね〜｣



梅原｢…よろしくね、A｣

｢…にゃんにゃ｣

梅原｢にゃ？笑｣

面白いな〜とこの時は思ってた

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