西山兄が妹と暮らすお話

西山宏太朗の妹 ページ27

梅原side



｢…｣

Aちゃんを見つけたはいいが

スタッフ｢ということなんだけど、分かった？｣

｢…あの、ひとついいですか｣

スタッフ｢？まだなにか？｣



｢お兄ちゃんの件はわかりました、でも｣

｢それだと私が動きづらいです｣

｢お兄ちゃんはベテラン声優です｣

｢…私もその1人になりたいと考えてます｣

｢瞬時に対応できないことがあります｣

スタッフ｢ああ、そういう事じゃなくてね｣

｢？｣



何人かのスタッフに教えて貰ったりしてた

んだけど、生意気だよねという声も

梅原｢(…界人みたいな感じでもないし…)｣

すすすと近づいたのは堀江



堀江｢Aちゃん｣

｢あ、堀江先輩！｣

堀江｢えと、ごめんね。
さっきの事上手く対応できなくて｣

こういうやり方なら出来そう？と話してたから

近づいたのに振り返ると武内くんとヨシキ



武内｢さっきねぇ、ミスっちゃってねぇ｣

中島｢珍しく吠えてたよねぇ｣

｢…うぅ｣

中島｢こだわりあるのわかるよ〜｣

この歳でこだわるのはなかなかなプロ意識だね！と



｢…作品を良くしたいと思うのは、年齢関係ないです｣

中島｢…ごめんなさい｣

武内｢感動した…｣

｢え、あ、あの、ち、違うんです！｣

梅原｢(…可愛い)｣

普通に中学生って感じで俺嬉しい


______



西山side



梅原｢って感じで｣

アニメにてラジオが同じになった

ドジやってたよ、お主の妹ってなり



梅原｢おじさん、和んじゃった｣

西山｢そのまま恋に落ちたらお前を殺●｣

梅原｢怖い怖い怖い笑｣



梅原｢俺、中学生の時こんなかなーみたいな｣

西山｢あー｣

梅原｢早くに業界に居たら違うねやっぱり｣

西山｢そうねぇ、学校でも大人びてて
みんなが、A様〜ってやってるって｣

梅原｢なにそのポジション笑｣

西山｢先輩とかに手紙貰うらしいよ｣

梅原｢ファンが多いんだ？｣

そう、そうなのよ



男の先輩とかに告白されたりね

西山｢彼氏できたら困るからね言ったのよ｣

仕事に集中できないものは切らないとって

なんて言ったら梅ちゃんがドン引き



梅原｢お前…兄としてそれはやべえ｣

西山｢なあんで？！大事じゃん！！｣

梅原｢Aちゃんの時は過保護だけど
自分は自由にできてると向こうが分かったら
容赦なく言われるのが見えるわ…｣

お前それはないわ、と



西山｢彼氏できるのはなんか、許せない｣

梅原｢それがやばいんだって、妹離れしろ｣

無理なのこれがああ！！！

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