西山宏太朗の妹 ページ26
梅原side
江口「お兄ちゃんと一緒に住むって
すっごく嫌じゃない?」
「…そうなんです、でも
お母さんが、近いのはお兄ちゃんの家だから…と」
江口「部屋くれてる?お兄ちゃんは」
「はい…一応…
まあ、私が徹底して鍵つけました」
江口「対策しな〜?危ないよ〜」
「…はい、ブザーも必要かなと思い…」
西山「江口さん、僕そこまで酷くないですよ」
Aちゃんが帰ってきてからは
制服姿で仕事に来ることが多く
「…」
結構、物静かな女子中学生で
佐倉「ご飯食べた?」
「あ、はい。さっき、自分で作ってきたのを…」
佐倉「え、あのなんか塩かけてたやつ?」
「はい、私今ダイエットしてて…」
佐倉「どこがあ?!痩せなくていいよう!!」
若い子あるある、40kg代目指すって事で
「大丈夫です、時々マヨネーズ
時々ドレッシング、時々塩です」
「学校は給食があるので避けられないので
ここに来てる間だけは…」
佐倉「おやつなんだっけ?」
「燻製ササミとサラダバーです」
佐倉「お菓子食べな?」
「いや、い、いりません!」
中2、やばいぞ…笑
________
西山side 4年前
Aが旅立つ前に(違う)
「お兄ちゃーーーーん!!!」
西山「なんやーい、今ネイルしてるのー」
「おばあちゃんに会いたい!」
西山「会うー?」
「会いたい!」
西山「じゃあプチ旅行しよ、1泊」
「やったあ!」
プチ旅行、京都
「おばあちゃん来たよー!」
祖母「あらあら、どちらさんかな?」
「お兄ちゃん、おばあちゃん居たよ!」
西山「おばあちゃん、久しぶりだね」
祖母「おやまあ、宏太朗くんとAちゃん
いらっしゃい、お茶いるかしら」
西山「大丈夫だよ!」
「私が入れるー!」
祖母と台所に向かって
「お土産だよ!一緒に食べよ!」
祖母「あらぁ、東京バナナ?
これ美味しいって聞いたよ」
「美味しいよ!キャラメル味ってのあるの!
私これ好き〜、甘さ控えめだよ!」
祖父は早くに亡くなって
祖母は一人暮らし
近所に住んでる人との交流が楽しいんだって
「1泊するよ!」
祖母「そうなの?嬉しいわねえ〜」
「おばあちゃん、沢山話そ〜!」
祖母「ええね、どんな話が聞けるかしら」
楽しそうに話すAは
祖母を時々見ては
しょぼくれてて
西山「(…認知症始まってないのが救いだなあ…)」
しわしわの手を握って話を聞いてた
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作者名:のるのら | 作成日時:2022年8月15日 2時