西山宏太朗の妹 ページ24
梅原side
西山「えっ、なに」
「これ、学校で貰ってきた」
西山「うっっそ!!うちの子天才なの?!」
たまたまAちゃんの学校で
子供たちが描いた展示会をしたかで
そこで見に来てた親御さんにデザイナーさんがいて
「デザイン書いてーって言われた、どんなのがいっかな」
西山「Aが描きたいものでいいんだよ!」
「うーん…イメージがなあ」
絵を描く小さな子供たちは多いが
Aちゃんの場合、
自分の作る服を展示していたという
西山「服とかアクセサリーは?」
ファッションデザイナーさんの目に止まった
子供らしいけど大人っぽいという
子供が作ったとは思えないほどのもの、と
「あのさぁ」
西山「ん?」
「むかーーーーーしはさ、私みたいな年齢の子が
お店やってて、早くからお母さんになってたりしたよ」
「なんですごーいって言われるの?
才能ある子なんか、赤ちゃんから言われるのに」
西山「…」
変なの、と言って考えて書いてた
それを西山さんは
西山「自分の子供の頃どうだったかなって思う」
そんなこと考えてたかな、と
Twitterではそんな大人たちが
自分もだーって発言してた
まあ、俺もなんだけど
________
中島side
ロックミシン、自分用だって言ってた
「……」
ひたすら作ってる、俺らが出る舞台の衣装を作ってて
スタッフ「ここを通すの」
「違うよ、そしたら取れちゃうよ」
スタッフ「あー…そう書いてあった!ごめんね」
「んーん、自分でも作るからここはこうした方がいい」
大人に交じって会話して
ちゃんと意見を通してる
西山「もう天才…誰に似たんだろう…」
「あ!待って!まち針で止めてない!」
スタッフ達に駆け寄ってまち針で仮止め
「よし!持ってっていいです!」
はーい、とスタッフ達は笑いながら移動させる
「梅ちゃんの衣装は、赤入れるといい!」
梅原「そうなの?」
「梅の花入れよっかー?」
梅原「え、この刺繍Aちゃんなの?」
「もちろんだよ!」
梅原「天才だなこれは」
「えっとね、模写したものを重ねて…印…」
梅原「本当に西山家?梅原家じゃないの?」
「ん?どこの家の子でも、出来るやつ現れる」
中島家かなー?と俺を見て笑う
中島「…」
伸び伸びと学んで成長して
それをするのが本当に楽しいって感じ
Aちゃんみたいな子が増えますように
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作者名:のるのら | 作成日時:2022年8月15日 2時