西山兄が妹と暮らすお話

西山宏太朗の妹 ページ23

スタッフside



ランドセルのガタゴト音

｢うーーめーー！！｣

｢あれ？どこ行っちゃったんだろ…｣

梅原さんが隠れてるのを通り過ぎてった



梅原｢くく…っ、｣

｢うめーーー、どこーーー｣

｢めーくん、おやつあるよー！｣

｢アーツビジョンの人ーーー！！
めーーくん探そーよーー！｣

チラホラ、どっかにいるよ〜と聞こえて



｢うーーーん…どこぉ｣

西山｢あれ、A？｣

｢あ！！お兄ちゃん！あのさ、梅ちゃん知らない？｣

西山｢なに？梅ちゃんとまた遊んでたの？｣

｢うん！！見つけたら、お菓子くれるって！｣

西山｢はあ…そんないいよお兄ちゃんがあげるから｣

｢ヤダ！！！｣

西山｢え！！なんでぇ…｣



｢…甥っ子にSwitch買ったから、お兄ちゃん嫌い｣

西山｢ええええっっ！！！｣

｢…お兄ちゃんは私のだもん…｣

西山｢えっ、そういう嫉妬…？｣

可愛い、なんて可愛いんだ…と西山さんをスルーして



｢うめーーーどこー？｣

西山｢あ｣

西山さんは梅原さんを見つけた

出てこいよと睨むが首を振って出てこない梅原さん



｢梅ちゃんお仕事に行っちゃったんだ…｣

｢どうしよう、せっかく家庭科で作った
お菓子あったんだけど…｣

西山｢え！お兄ちゃん食べてない！貰ってない！｣

｢む、マネージャーさんに渡したもん｣

西山｢僕は直接がいいのおー｣

｢ダメ！これは梅ちゃんのなの！｣

西山｢ちぇ｣



｢……あ！！！いたあ！！｣

なんでこんな所で挟まってるのー？と

梅原｢やっと見つけてくれた〜笑｣

｢あ！時間大丈夫？お仕事遅刻しない？｣

梅原｢うん、大丈夫｣

｢あ、そうだ！…これ！｣

梅原｢なあに？これ｣

｢家庭科で作ったんだ！お仕事後の
癒し時間に食べてみて！｣

梅原｢ありがと｣



｢…美味しくなかったらごめん｣

梅原｢いんや？｣

｢…私、どうも家庭科苦手なの｣

梅原｢そうなの？｣

｢うん、不味かったらごめんね｣

と、言ってるのを無視して梅原さん食べる



梅原｢ん……んん？…うんうん｣

｢どう？！｣

梅原｢……半分生ですねぇ｣

｢ええええっ？！お、お腹壊す！！｣

梅原｢電子レンジあったよな、近くに｣

電子レンジにて温め、食べてる梅原さん



後日、本当にお腹下してしまい

Aちゃんがお休みの時に

梅原｢…………………｣

西山｢はい、薬｣

梅原｢…す｣

西山｢妹がごめん、治るまで面倒は見る｣

梅原｢……す｣

江口｢相当じゃない？｣

うわあ…怖い…

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