【声優・短編集】2

帝王＆女王【森川智之】リク ページ49

梅原side



声優界の帝王様事森川智之さんと

その双子の女王様、鮫川Aさんは

ちゃんと血の繋がりのある2人だ

そんな2人に俺は現在挟まれている



｢ちょっと、智之｣

森川｢んー？｣

｢昨日のLINEなんなの？｣

｢おかげで、大変な目にあったわよ｣

先日おふたりが誕生日を迎えた

現在親と歳の近い2人は何やらプチ喧嘩中



｢あんたの抜けたところ、困るわ｣

どうにかしてちょうだい、と

梅原｢(そういえば…)｣



吹き替えに俺も参加する

しかも、2人の息子役

んでもって、夫婦だからやることはやるシーン

梅原｢(嫌じゃないんだろうか…)｣



今日はその現場にて参加する

｢梅原くん、困ったらいつでも言ってね｣

森川｢なんかあったら遠慮なく〜｣

は〜イケメン〜と2人に言われて恥ずかしい…

梅原｢よろしくお願いします｣

｢うんうん、よろしくね〜｣

イケボすぎ〜と鮫川さん、嬉しいです



あんあん喘ぐ鮫川Aさんと

はあはあと息を吐く森川さん

梅原｢(色気パネェ…)｣

で、なんでか俺は真ん中で

森川さんに背中を撫でられた(え)

鮫川さんは俺の頬をつつきながら喘ぐ(やめれ)



スタッフは大爆笑、そりゃそうだ

マネ｢お2人から｣

イケメンを触ると上手く喘げると、やめてください


_______



森川side


｢はぁ〜…梅原くん可愛かったねえ〜｣

息子くらいの年齢よね、可愛い可愛いと言うA

森川｢癒しだよね｣

｢梅原くん、養子にしたい｣

森川｢困っちゃうでしょ、それ｣

梅原くんを発見して、声をかけた



養子にしたいなんて言ったAに

梅原｢光栄です…いいんですか、甘えちゃいますよ｣

と、低音ボイスで言う(ああ、妹よ…抑えて)

｢やだ〜〜、可愛い〜〜｣

｢ふふ、いつでも歓迎するわ〜｣

と、居なくなった



森川｢妹は…あげないよ？｣

梅原｢それは困りましたね｣

梅原｢女王様はみんなの、ですか？｣

森川｢そうだよ〜｣

梅原｢それは、とても残念ですね｣

と、笑った




｢あ、いたいた｣

名前を呼ばれて振り返ると抱きつかれた

｢1日お疲れ様のぎゅう｣

森川｢おばさんがなにやってんの｣

｢おばさんだからこそ、出来るのよ｣

森川｢なーんで夫婦役なんだろうね｣

｢双子ながら色気凄かったわよ｣

森川｢えへっ！｣

｢うーわ、今のは無理がある声ね｣

カスカスだったわよ、と呆れられた(うるさいわい)

繊細なキミ【福山潤】リク→←年の差の兄と妹【杉山紀彰】リク

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す