【声優・短編集】2

双子遺伝【花江夏樹】リク ページ4

梅原side



｢鮫川でーす｣

鮫川、と言っていた鮫川さんは実は

花江｢ご報告があります｣

と、あるイベントで



花江｢僕と！！｣

｢えっ、え、な、何かな？！？！｣

グイッと引っ張られた鮫川さん

花江｢鮫川さんは！！｣

花江｢実は！！双子です！！！！｣

ええええええ！！！と騒がれる



｢結局言うんかい！！！｣

と、花江くんを押した

花江｢だって……ねえ？｣

ケラケラ笑う花江くん



｢ほらあ！どこも似てねえって言われた！！！｣

花江｢いや、二卵生なんだから仕方なく無い？｣

｢なんで鮫川なんすか、だって｣

花江｢これは、母の苗字です｣

｢そうです｣



花江｢僕が声優になって、追いかけてきたもんな｣

｢違うよ？｣

花江｢そう言ったべ！｣

｢夏樹くんじゃなくて、鮫川って苗字居なかったからこれは行ったろと思って、頑張ったの。勉強して｣

｢…何、シーンとしてんの｣



花江｢これ知ってたの、梅ちゃんだけだからね｣

｢えっ！梅ちゃん知ってたん！｣

梅原｢いや、リアクション似てるなって｣

｢花江夏樹の真似って誤魔化してたのに？！｣

梅原｢無理があるね、うん｣

と、言うことで双子だったって言ったのに



｢お便りにさあ、花江夏樹と不倫ておい！！笑｣

梅原｢双子と結婚とか考えたことある？｣

｢距離近いから勘違いされたことならある｣

梅原｢まあ、一時期…ねえ？あったよね｣

｢81が騒いでただけですね｣



｢正直、花江夏樹は好みではない｣

梅原｢好みだったらやべーじゃんよ｣

｢うめめんだったらいいお｣

梅原｢こっちから願い下げだわ｣

花江くんに睨まれるわ、やめろ



花江｢ねえ、最近さ｣

ある現場で花江双子と言われるようになったと

花江｢怒るのよ、Aが｣

鮫川双子って言え、と

梅原｢双子だけど、先に産まれたのどっち｣

花江｢A｣

梅原｢そらー怒るわ｣

花江｢えー…笑｣



佐倉｢尊いな、双子｣

｢双子遺伝姪っ子にあげちゃった｣

佐倉｢夏樹パパがね、言ってたよ｣

佐倉｢子供出来たら、絶対双子だって｣

｢それ産む側考えてねえ発言だな｣

佐倉｢まあ、2度出すことになる…｣

｢そう、2度なのよ…苦痛じゃない？｣



会話えぐいな…

花江｢ちぇ、子供産まねえのかよ｣

なんで残念に思ってんの？

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