【声優・短編集】2

声がよろしいです【浪川大輔】リク ページ2

梅原side



｢くあっ！！浪川さん声良！！！！！｣

浪川｢うるさい｣

｢だって！今大路とか聞きましたあ？！｣



スタンドマイヒーローズの今大路峻に

騒ぐ鮫川Aさんは、なんと



｢最推しです、好きです｣

浪川｢ありがとうありがとうありがとう｣

｢浪川さん、弟子になりたいです｣

浪川｢俺の弟子って相当バカよ？｣

｢事務所に移転したいです｣

浪川｢所属事務所に話しなさい｣

｢鈴村さんに浮気すんなよって言われました｣

浪川｢もうダメじゃんよ！！笑｣



浪川さんガチ惚れ中の人として有名な人だ

｢どうしたら惚れてくれますか｣

浪川｢俺既婚者なのよ｣

｢知ってます、不倫報道起きた時｣

｢一瞬私かと思いました｣

浪川｢お前その時声優してないだろ｣

｢呼ばれたかなって思って、養成所で｣

浪川｢はあ……？笑｣



｢なぜ不倫相手を私にしなかったのかって｣

本気で思いましたよなんて言う

浪川｢その時まだ出会えてないでしょ｣

｢うわっ、生々しい言い方しますね！｣

浪川｢はっ倒すぞお前｣

｢襲われる準備は出来てます！｣

浪川｢やーめーなーさーいー！！｣



これが、彼女の愛される理由、らしい

浪川さんも嫌ではない、2人のこのやり取りが

周りからは不快に思われてないってことだ


_______



石川side



｢社長、もう一度私と不倫してください｣

浪川｢1度はしたみたいなこと言うの辞めろ｣

朝からこんなことを聞いた僕はラジオで

壮馬｢あーよく見るよ、そんなやり取り｣

なぜ私は養成所に居たんだ！と



だけど、結構な本気が

全然周りには伝わってない(特にSNS)

浪川さんの愛ゆえです、なんて言うからだ



たはーっ、って感じで笑いを誘うし

浪川さんのストレートなツッコミに

周りはゲラゲラと笑えてしまう

2人のそのコンビが本当にこっちも見てて不快ではない



が

｢いつになったら私の美貌に惚れるんですかね｣

梅原｢それは難しいんじゃあ…｣

｢梅原さんみたいな顔になれば行けますかね？｣

梅原｢整形しても中身好きになってもらった方が…｣

｢あー…あ！浪川さーん！｣



浪川｢もうなに！｣

｢好きです！！私の横空いてますよ！｣

浪川｢…｣

｢ねえ！！！本当に横に来た！！笑｣



彼女の本音はこんなんじゃないけど

まあ、うん…健気だよね

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