【WT男主】呪われてんだよ (ページ5)

今日:5 hit、昨日:19 hit、合計:110,002 hit

5 ページ5

それを合図に木虎に話しかける

『木虎、俺は本部への通達と回収班、調査班の手配、それともう1回現場見回してくる、

市民の対応任せてもいいか？、こういうのやっぱ顔割れてるやつの方がいいだろうからさ』

木虎はA級5位の嵐山隊、広報を担う部隊のため
いわゆる、ボーダーの顔である

「分かりました、お願いします」

『悪いな、クレーム対応なんてやな仕事任せて』

「いえ、仕事ですから」

そう言うとザッ、とすぐ下に降りて市民の対応をし始める木虎

さすが手慣れてんな

俺は近くにいる例の白頭君に声をかける

『悪いね

メガネくんと木虎待ちかな？
ちょいと後始末あるから建物から離れた安全なところで待機してて

怪我はないよね？』

「わかった、大丈夫だよ

お兄さんもボーダーの人？
さっきのシュパンってやつかっこよかったよ」

『そりゃどうも
それじゃ、また』

白頭に聞きたいことは山ほどある

さっきの鎖のこと、黒い服、トリガー…
でもそれは後回しにし、とりあえず後始末を進めた

ー

あらかた始末を終え、後から来た回収班達に引き継ぐ

『さてと、木虎も君もおつかれさん
そっちの彼も待たせて悪かったね』

木虎、メガネくん、白頭くん、と順番に見ながら話す

「いえ、A先輩もありがとうございました」

『俺そんなに活躍してないけどね〜

3人はこの後どうすんの？帰宅？』

「いえ、私と三雲くんは本部へ

彼、昼間に起きたイレギュラー門(ゲート)の対応のために訓練用トリガーを使用していたのでその処罰に」

彼、昼間も無断でトリガー使ったのか、笑

木虎の隣にいるメガネくん改め三雲くんも冷や汗をかいてる

『処罰…ね、
あ、じゃあその護送中にまたイレギュラー門(ゲート)がでたわけか』

「そういうことです」

すると、あの、っと小さく三雲くんが声をあげる

「あなたは…？」

『おっと、まだ名乗ってなかったね

A A、これでも一応ボーダー隊員です

今回は到着が遅れてC級の君にも力を借りることになっちゃってごめんね』

「あ、いえっ！！

僕はC級の三雲修です」

「おれは空閑遊真
よろしく、あいうえお先輩」

『おっけー、三雲に空閑ね』

空閑って…どっかで…

まぁ、いっか

それから4人でだべりながら歩くことはや数分

本部への直通通路入口に着いた