■呪い96 ページ7
.
緑谷side
どこかで見たようなと、思っているといつの間にかその人はその場にはいなかった。
「え！？」
どこへ??と思いながらヒーロー殺しの方を見ると、その人はいつの間にかヒーロー殺しと戦っていた。
「はやっ！」
「増援か？」
「今のうちに体制を整えよう！」
.
送られた場所まで急いで走る。
そこは路地裏だった。
そこにはヒーローと飯田、轟、そして緑谷が。
轟が熱を向けている方へ目を凝らすとそこにはヒーロー殺しのステインがいた。
『!!?』
見つけた...！こんな所にいたのか!!
緑谷たちの体には血が流れており傷だらけに対して、ステインは多少の傷しかなかった。
ともかく、生徒達とヒーローを安全な場所へ誘導しなくては...！
だけどヒーローは動けないのだろうか...さっきから横になりっぱなしだ。
取り敢えず、奴の視線を生徒等から外させよう。
そうすぐ判断すると、右手の掌から青い火の玉を数個出す。
ステインの方を見据え、右手を大きく振りかぶった。
振りかぶったことによって飛ばされた火の玉はステインの方へ飛んでいく。
「!!?」
緑谷達のことしか目に入っていなかったのか現れた火の玉に反応が出来なかったステイン。
反応が遅くなったなら好機だぞ、バカが。そう思いながらもまた数多の火の玉を作りステインへと繰り出す。
「ぐっ」
2回目は避けられてしまったが当たったのも数個。
ステインの体から、火の玉が当たった後の煙が出ていた。
この火の玉は、文字通り火の塊。
個性の一環だ。
何個でも繰り出すことができ、唯一キャバがない。
火の塊なのだから、当たると勿論熱い。火傷ものだ。
「次から次へと...!!」
出先を捉えることが出来たのか、
あー緑谷達も見てる。正体...バレてないよね？大丈夫かな。
なんて頭の片隅に思いつつ、 すぐステインの所へ移動し攻撃体制入る。
ステインの前へ移動したことにすぐ気づかなかったのか、後ろから変な声が聞こえた。
当の本人も少しだけ動揺をしていた。
ノーモーションで繰り出すことが出来る火の玉。
掌で固定し腹に押し付けようとするが避けられ、刀で俺の腕を狙ってくる。
空いている片方の指の爪を伸ばし、刀を捌く。
ステインの方から距離を置いた。
それを詰めようとした時、緑谷の声が路地裏に響いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 172人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夕霧 - とても面白かったです！これからも更新頑張って下さい！ (2018年7月2日 21時) (
レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
露下 - 何も言わずに途中で完結させてしまったのですね。非常に残念です。 (2018年6月9日 2時) (レス) id: c9fcaf73a2 (このIDを非表示/違反報告)
お花娘。 - お話し、とても面白いです。更新待ってます。 (2018年3月14日 6時) (レス) id: 069fe02916 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぐるたん。 | 作成日時：2018年3月4日 0時
