■■呪い4 ページ15
.
「おい」
『！待て..』
「「「!??」」」
ステインは緑谷達に声を掛けた。3人は咄嗟に体制を整える。
「お前らにいい事を教えてやろう」
「いい...事だと？」
『やめろ!!ぐっ』
奴の片手で俺の顔を掴んできた。お陰で上手く喋れない。
ゆっくりと口を開いて問いかけた。
「お前ら、何年も前の事件のことだが“殺人ヒーロー”というのを...知っているか...｣
「「「??」」」
『ｯ』
会話を止めさせようと力をいれてもビクともしない。力強すぎかよ...！
「なんだ...ハァ...知らないのか...」
溜息をはくステインはチラリと俺の方を見たがまたすぐに3人の方へ目線を戻した。
「救助に向かっていたあるヒーローが突然...建物を破壊していき...周囲の人間を次々と殺していった...ヒーローとしてあるまじき行為の出来事...」
「「!!?」」
「...聞いたことがある...
身体がとても大きくて、白い尾が6本の生き物が建物を人を殺したってその場に駆けつけたヒーローが見ていたって...」
─...
「白い尾が6本？なんだそれは...」
「...個性なのか？」
「それは分からないけど、その事件のことを昔のヒーロー番組で放送されてた」
─...やめろ
「その事件後、そのヒーローに賞金がかけられたって」
「そんなことまでしたのか」
「だがそんな事件があってはヒーローの信頼が落ちていくのも確かだろう。
...俺が言うのもなんだがヒーロー失格...だな｣
─...もう
「なんだ...意外と知ってる奴がいたな...なら話が早い。その事件の後そいつは“ヒーロー殺し”と呼ばれ...毎日追われる身になった...」
「...さっきからなんなんだ。俺たちに何を教えたい」
─...いいだろ
─...やめろ
「その“ヒーロー殺し”がどういう訳か今も生きているという情報を得た...」
「「は！？？」」
「ふざけるのも大概にしろ！それはうんと昔の事だろ!?今も生きているわけがない！」
「生きていたら本当バケモンだ」
─...やめろ
─...やめろ...！
─...やめろ...!!
「嘘ではない、本当だ。そして俺は今日...今...！その“ヒーロー殺し”と対面した」
「今...？」
「今って...」
─...やめろ...
─やめろ
─やめろ
─やめろ
「そうだ...人々から嫌われたその“ヒーロー殺し”、当時のヒーロー名“アカツキ”が...」
─やめろ
─やめろ
─やめろ！
─やめろ!!
「こいつだ」
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夕霧 - とても面白かったです！これからも更新頑張って下さい！ (2018年7月2日 21時) (
レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
露下 - 何も言わずに途中で完結させてしまったのですね。非常に残念です。 (2018年6月9日 2時) (レス) id: c9fcaf73a2 (このIDを非表示/違反報告)
お花娘。 - お話し、とても面白いです。更新待ってます。 (2018年3月14日 6時) (レス) id: 069fe02916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐるたん。 | 作成日時：2018年3月4日 0時
