■■呪い3 ページ14
※
相澤side
「...そんなまじまじと見られるとやりずらいんだけど」
『え、あ、ごめん』
けろっとした顔をするとゆっくりと目を閉じたA。睫毛長いなぁ。
慣れているのかさっきまで顔が赤かったのに今となってはすました顔でいる。俺は今すごい心臓が煩いってのに。
『ははっ、消太の心臓すごい』
「うっせ」
...Aはすげぇ奴だ。強い奴だ。だけど強い奴ほど内の中は脆くって。愛を知らなかったやつで。
修繕するのが俺だったら、その愛を埋めるのが俺だったらいいのになんて。
まぁ、Aの味方は山ほどいるし俺なんかが適うわけないとも思う時ある。
けど、ちょっとでも...こういう時だけでも、俺だけのものになってくれてもいいよな。
俺だけのこと考えてくれてもいいよな。
なんて、そう思いながらピンク色の唇に口付けをした。
ふにっ、柔らかい感触。
1回だけじゃ物足りない。
何回も求めればAものってくれる。
俺はやっぱりこいつに弱いな。
.
翌日
朝
『...暇だ』
あの後、やっと腕を固定してくれてそのまま寝たんだが、起きたら消太はいなくて代わりに置き手紙が置いてあった。
[おはよう。
無理に腕を動かすなよ。
今日1日安静にしてろ。]
安静にしてろと言われても両腕使えないから何も出来ないけどな。
お陰様ですごい暇だ。ご飯も食べれない。というか風呂入りたい。そのまま寝ちゃったんだよね...。
でもちょっと1人で事をやるのは難しい...。
仕方ない。
『寝るか』
寝れば腕もすぐ治るだろう。
最近ちゃんと寝てないし、この機会に寝ちまえ。
そう思ってまたベッドに横になると案外すぐ寝れた。
.
「やっと見つけた...!!ハァ...本当にいたんだなぁ！」
『ッ』
「おまえは...本物の英雄の隣にいる資格がない...ハァ...」
ヒーロー殺しと向き合う。
刀と爪のぶつかり合い。距離が近くなる。
「おまえはヒーローではない...ハァ...お前こそが1番の贋者...ハァ...ハァ...
英雄でもなんでもない...！
社会のゴミだ!!｣
もう一本の刀を振りかぶりお面を切られる。
しまった...!!!面が...!!
緑谷達に顔を見られないように手を覆う。
『クソッ』
「...俺はお前が何故死なないのか知っている。何故生き返るのか知っている」
そう言うと俺の後ろにいる緑谷達をチラリと見た。
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夕霧 - とても面白かったです！これからも更新頑張って下さい！ (2018年7月2日 21時) (
レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
露下 - 何も言わずに途中で完結させてしまったのですね。非常に残念です。 (2018年6月9日 2時) (レス) id: c9fcaf73a2 (このIDを非表示/違反報告)
お花娘。 - お話し、とても面白いです。更新待ってます。 (2018年3月14日 6時) (レス) id: 069fe02916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐるたん。 | 作成日時：2018年3月4日 0時
