君という抱き枕が。2nd week

Saturday 7. ページ48

JK「もうすでに癒されてますよ？ ヒョンたちもAさんが来てから毎日ますます騒がしいです。ｦｦ」



照れくさくて、
食器を洗おうと立ち上がったときに
グクくんがわたしの腕を掴んだ



JK「彼氏って」

「え？ …お恥ずかしながら、しばらくいなくて」




離して欲しいのに


にこにこ笑顔で、

わたしの両手を包む









JK「残念です、またしばらくは出来ませんね」







── え？


これまたどうしてそんな酷いことを… (泣)




悪びれもなく、んふふと笑って
ぎゅっと握られる





JK「きっと選べないから」




すこし悲しそうな顔で、
そんなことを言う




「えらぶ… ？」

JK「防弾のメンバーは全員かっこいいんです」

「しってる…… どういうこと？」



打って変わって
どやぁと胸を張るグクくん

いつもそんな顔でいて欲しいな




JK「僕もそのうちのひとりです」



─ んえ？ ←

まさか遅めの自己紹介？

グクくんが防弾の一員だということは、
とうに把握しておりますが…





JK「さあ、干しに行きましょ！」




前髪をさらさらっと靡かせ
まぶしすぎる笑顔でわたしの手を引く彼



「待ってよ、さっきのはどーいう… ！」

JK「あ。洗濯おわってますよ、Aさん早くー♪」

「ちょ、グクくん？！」






きょうも良い天気だ。

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