君という抱き枕が。2nd week

Friday 4. ページ35

JN「グガはすっかり人見知りモード全開だったね」

「そうなんです。目すら合わせてくれなくて」

JN「自責の念にかられてんの」

「じせきの… ？」

JN「反省してるってこと」



ココアを一口。

頬杖をつくジンさんの横顔がとても綺麗で。


グクくん…

本当に気まずいんだよね

どう対応するのが正解なのか…
こっちが怯えたいくらいなのにね
ズルいよ
そんな態度を取られた私はどうしたらいいの？




─ ｺﾝｺﾝｯ


JN「どぞー」




RM「ジンヒョーン。ぼくのチョコ食べました？ あ、Aさんこんばんは」




その一言にﾌﾞｯと吹き出しそうになる

チョコだって？！



JN「チョコー？ まったく知らないんだけどー」

RM「そうですか。ならいいんです、失礼しました」

JN「なくなったの？」

RM「ええ。友人から頂いたお土産だったのですが、机に置いておいたら減っていて」

JN「ふーん」



じゃ、といつものしわくちゃな笑顔を残してラプモン先生は扉を閉めた

心当たりがありすぎるというか、
イヤな予感しかしないのですが？？？

テヒョン、まさか？ ←




JN「なんの話してたんだっけ。…… あ、そうそう、それでグガなんだけどさぁ」




ジンさんは気にも留めていないようで
ココアの上にマシュマロを乗せはじめる

ティースプーンのあたまにも
くまさんが付いていて。
… 女子力高すぎ。


JN「明日から2日間一緒なわけよ、このままじゃ大変じゃん？ だからここは長兄の俺が」

「うんうんうん」


カップの中のマシュマロが
ゆっくりゆっくりと溶けていくのを見守る

わぁ、美味しそう…


JN「Aさんは休みでもいいんだけど、マネがどうせなら掃除をしてくれないかってうるさくてさぁ。俺はとめたんだよ？ 家事させるつもりじゃなかったくせに今さらどうなの？ってさ？」

「うんうん」


完全に溶けて
白いフワフワの層ができる

スプーンでくるくるっと混ぜると
とってもいい香り

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