君という抱き枕が。2nd week

Friday 3. ページ34

JN「ホットココア〜♪」



部屋に入るなり、
飲み物を運んでくるジンさん

まるで来客のようにもてなされてるけど
仕事なんだけどな？な？



「ありがとうございます、本当はわたしが用意しないとなのに」

JN「ねえ見てこれ〜〜‼」



ん？

指差す彼の足元には、
ピンクのウサギさんスリッパ

モコモコしていて暖かそう


── でもお礼ぐらいまともに聞いてくれ？




JN「可愛くな〜〜い??」

「かわいいですね」

JN「ちょ、ほんとに思ってんのそれ」



ぷりぷりと怒る王子さま

ウサギの耳なんか引っ張っちゃって、
口を尖らせている

思ってる思ってる！(ソクジンをね)



JN「これがないと爪先が冷えてさあ」

「わかります、私も冷え症だから… 」

JN「やっぱり！寒いよね。待ってて」

「え？」


ダッシュで部屋から飛び出す王子

ものの数秒で色違いの白ウサギを手にもどってきた



JN「これ Aさんのウサギちゃんにしよ」

「いいんですか？」

JN「いいよ？ だって〜… グガに買ったのに履いてくれないんだもん。ジミニだと重くてウサギちゃんがかわいそうだし」

「重いって… 」

JN「とにかぁーく！」




こうやって履かせてもらうと、

── シンデレラにでもなった気分。←←




ジンさんは完璧な王子様だよ








にしても…

最近の口調がかわいくないか… ！？

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