君という抱き枕が。2nd week

Thursday 5. ページ27

◆ You side ◆

許可も貰えて、
ビルから出る前にジミンくんを見ると、
ぼーっとどこかを見つめながら
被っていたキャップを外し、
前髪をすべてオールバックに流し込む

その姿が色っぽくて。

男の人にそんな表現、
正しいのか分からないけれど。


わっ…

普段かわいいのにこんなのアリ？



キャップに髪をしまい終えると
トレーナーのフードを上から被って

芸能人ってたいへんだなー
なんて思いながら進む

これだけやってもペンの子なら気付きそう！

愛だね？ ←



JM「─ Aさんｯ」


おっと。
道、まちがえた？


JM「右ですよぉ」


フニャフニャ〜 ＊


…… いかんいかん！
つられて溶けちゃうところだった！


案内をしてくれるとドヤ顔でいった彼は、
楽しそうに前を歩いている

たまにはこういうのも良いね♪



「どれがいいかな〜」

JM「面白いのを… 」

「お、おも… ？」

JM「出来るだけテヒョナの気が引けるものがいいんですよぉ」

「なるほど」


やっとわかったぞ。

小さい子をあやすオモチャ的なものね？



「これとかどう？」

JM「いいですねー‼ キラキラしてます‼」

「味もたくさんあるし」

JM「じゃあこれを2つ」


お菓子を抱えて
飲料水コーナーへと向かう


JM「ジンヒョンにはこれ〜♪」


お気に入りがあるようで、
思ってたよりも早く終わりそうな買い物




「テヒョンは喜んでくれるかなあ」



買ったものは全てジミンくんが持ってくれちゃって。

… いっか、これぐらい持たせとこ ←



JM「2日ぐらいはどうにか」

「たった2日？w」

JM「放っておくとどんどん食べちゃうんです… 」

「アメまで管理しないとなんだ」

JM「そうなんです」



ふふっと二人で笑い合う

世話が焼ける子だ

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