おつまみより美味しいモノ。２

24. 思い立ったが吉日なのか？ ページ24

『…… A、A』


「ん… ？」




目覚めると、
にっこりと微笑むジュニ

朝日がきらきらと部屋に差し込む



『おはよ』

「お、はよう…？」

『んー。お休み最高だね』



ジュニの布団のなか？

それに私、腕枕されて…


昨日は風邪引いたときはビール禁止だー！
って言われてキスされて…
そこからそこから？？？？(混乱)

キスしてる最中に寝た、とか。

… ありえない。


まさか寝ぼけて最後まで… ？！




「…… よかった」



ちゃんと服は着てる



『なぁに？』

「ううん！ 何でもない！」



流石に付き合ってもいないのに、
記憶無いままやっちゃいました‼とか
笑えないから！



『… A』


ドキッ


呼ばれると同時に優しく抱き締められて。

幸せ。幸せです、私。


ただ、



『おやすみ』

「えぇ?! もうすぐお昼だよ?」

『んんーーー… 』

「起きて、」

『もうちょっと… 』

「だめー。はい、起きましょうねー」





ジュニとちゃんと付き合えたら
もっと幸せなんだけどな？



昔読んだ本に書いてあったっけ。

"本当に望むものは待ってても来ない"


自分からいってみる？

そうだ、そっちの方が私には向いてる。


思い立ったが吉日。







「ジュニのこと、好きになっちゃったかも」

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