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7. ページ26

無言で歩くオペラさんに、怖すぎて何も言えない…

バスルームまで運ばれ、脱衣所で降ろされ警戒態勢をとった。

オペラさんは踵を返して廊下に出て


「入間様が来られないよう見張っておきますね」


た、助かった――…

ホッとして背を向けると、


「……とでも言うと思いましたか?」


ゾッ――…

背後にピッタリくっついてそのヒトは言った。


「たっ助けてくれたのは、ありがとうございます。

でも、入間君があんなんなっちゃったの、オペラさんの所為ですからね!
オペラさんが、入間君の前で変な事するから真似して…」


「真似して?
どのような事をされたのですか?」

「い、いえ…別に…」


くるりと反転させられ、腰に手を回された。


「もしや、このような事を?」

「う…」

「図星ですね。
続きまして…
こちらの床は固いので壁で宜しいですね」


壁ドンされて、オペラさんの顔が迫ってくる

耳に息を吹き掛けられ、ペロリと舐め、甘噛みされた。


「ひゃぁッ…ぁ…ッ」


指を絡めて手を取られ、顔の横に挙げられた手首は、入魔君に捕まれて赤くなってしまっていて

ジッと見たオペラさんは、そこに唇を寄せ、優しく口付け、視線を顔に移して舐め上げた。


「やめ…ッ
そんな事されてませんからッ」

「少々お黙り下さい」


指が口の中に入ってきて咥えさせられ

その二本の指は口内を侵し、舌を弄び、逃れようとするけれど執拗に掻き回される

オペラさんは尚も腕に舌を這わせながら、こちらを見ている

スカートの中には尻尾が忍び込んできて、太股に絡みつく

抗えず恥ずかしさでいっぱいになって、涙が滲んで


「お分かりになりましたか?
元の入間様に戻られるまで、むやみに近寄らない事
入間様にされた行為は、私めが上塗りに加えて行為を増やしますので、ご覚悟を」


コクコクと小さく頭を縦に振ると、


「宜しい。良い子です」


目尻に口付けられ、指を抜かれて、


「少々名残惜しいですが…」


唾液に濡れたそれを彼はペロリと舐め上げた。

表情は変わらないまでも、目の前に繰り広げられたその妖艶な姿が暫く焼き付いて離れなかった。


これ以上の事って、もう――…

何としても悪入間君とは距離を置かなくては…っ

キスの事まではバレてなくて良かったー…

いや、ほっぺのキスの方がまだマシだったのかも…?

8.→←6.



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- なかなかこの作品の小説がなくて探してて、しかも面白くて最初から一気に読んじゃいました!ありがとうございます!カルエゴ先生目当てできたけど、この作品を読んでバラム先生も大好きになりました!更新頑張ってください! (2020年5月29日 11時) (レス) id: defb268ed2 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬。(プロフ) - とっても面白くてドキドキします…!更新頑張ってください! (2020年5月26日 4時) (レス) id: 63bc0d8925 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん - 続編おめでとうございます!私は受験生で勉強ばかりなので良い気分転換になっています!これからも頑張って下さい! (2020年5月21日 14時) (レス) id: 8a627f5ef5 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫 - 続編おめでとうございます!もどかしくてウズウズしちゃいます笑いつも楽しく読んでいます、これからも頑張ってください! (2020年5月20日 23時) (レス) id: 07da1e2227 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:周杜(シュウト) | 作成日時:2020年5月20日 12時

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