ノーマル人間が魔界へ行くと…11【魔入間】

宣戦布告 ページ9

「えーと…
大丈夫なの？入間君」

「もっ問題ない！！
オペラさんの話では１時間程で元に戻るはずと…」


うん、多分って言ってたけどね…


「まぁ、ムリに起こすのもなぁ…」

「ここは本番まで静かに…」


リード君の気遣いと同時、
バァン！！と音を立てて登場した、とても大きな……誰？
とゆうか
カルエゴ先生が抱えられちゃってるよーっ！！

何なのあのヒト！！


「ハァイ！！ポロちゃんご到着ぅー！！
やぁ〜ん王の教室(ロイヤル・ワン)〜
懐かしぶり〜
思い出すわ〜デルちゃんとのあれやこれや〜」

「困りますアムドゥス……「ポロちゃん」
ポロちゃん様、本番直前にこのような…」

「いいじゃない！私はただ…
ッだーーーッ！！！
何やってんのよクソガキども！！
デルちゃんのおイスにばっちい手で触らないでちょうだい！しっしっ
なにこのイモムシ！
あ"〜んデルちゃんのイス〜」

「せっ先生…あの方は……？
不審者…？」


騒々しいその人は、本日の審査員で元13冠アムドゥスキアス様だという


「その通り！そして見に来たのよ！
私の愛しのデルキラ様の教室を乗っ取った男をね！
ここ王の教室(ロイヤル・ワン)は私とデルキラ様の思い出が詰まった愛の巣！
そう易々とガキンチョたちにくれてやれるもんですか！
さあっ出てらっしゃいイルマ！
アンタがこの教室に相応しい男かこの私が直々に吟味して
「これです」
ちょっと待って嘘でしょ！！」


先生の掴んだそれ(笑)アムドゥスキアス様にポイされた
ふわふわ入間君
ほっぺを摘んだアムドゥスキアス様は突っ伏して
感情のスピード感凄い

彼は、宣戦布告に来たのだと言う

音楽祭で全員「４」に上がれなければ即没収


「そして審査員は
王の教室(ロイヤル・ワン)を渡したくないアタシ
あらやだ絶望的だわ！」

「は！？ちょっ」

「音魔殿、それは早計であろう」


抗議の声をあげたリード君と私の頭に、優しく手を乗せ
ズイと出たサブノック君は頼もしく大人びて見えた。

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