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『ジェヒこそひとりなの？』
「あー、あいつらどっかの席に居ると思う、俺用事あって今来たばっかで」
『そうなんだ』
そう言ったら再び手元に視線を落として続きを読み始める。普通はじゃあなってみんなそれぞれ散っていくんだけどなかなか立ち上がらないジェヒ。どうしたのかと隣を見るとジェヒは背負っていたリュックを下ろして中からテキストを取り出して広げ始めた。
『ん？』
「ん？」
『…みんなのとこ、行かないの？』
「んーいい」
『え、いいの？』
「うん、いい」
周りを気にしながらジェヒに話しかけるけど、どうやらここで勉強をするみたい。
「パクの隣のが落ち着いて勉強できそう」
そう言ってニッて笑ったジェヒの垂れた目尻が密かに女子達に人気なの私も耳にしたことある。確かに笑うと王子様みたいで素敵だなって思う。
「そこ、俺少し教えられるよ」
『あ、ここ？ほんと？』
「んーっとな、ここは…」
解釈の難しいところがあって専門書を広げていたわけだけど、理解の難しい内容で。伸びてきた手が分厚い参考書をペラペラとめくって指差す箇所には誰かが勝手に蛍光マーカーで線を引いてあった。そこを読むとなんとなく理解出来てきたかもしれない。あまりここでは話せないから顔を上げてジェヒに“分かってきたかも”って口パクで伝えたら笑い返してくれる。
それで暫くお互い黙々と勉強を進めてたら向こうからやって来たのはいつもジェヒといる友達だった。ジェヒも気付いておぅって手をあげてる。
「お前来ないからどうしたかと思ったらここだったか」
「おー、パクがいて俺と同じ教科やってたから一緒にやってた」
「そろそろ帰ろうぜ」
「お、そうするか…パクはどうする？」
『そうだね、そろそろ辞めようかな』
みんなで話してたら勉強してる他の席の人に見られたからしぃ〜ってしながら急いで片付けて図書館を出た。大学を出るまではみんなと話しながら歩いてじゃあねって言おうとしたらジェヒが心配そうに聞いて来た。
「パクのマンションまで送ってやろうか？」
『え、いいよ別に一人でも全然帰れるし』
「んーいいからいいから」
いつもジェヒ達はこの道を向こうに渡って帰って行くのに、友達にじゃあなって言って、私の帰る方向へと歩いてるから戸惑いながら後ろをついて歩く。
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りん(プロフ) - セフンのツンより、ヒロインちゃんの塩笑笑 (2019年12月26日 20時) (
レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - あまいくりーむさん» わーん！そう言ってもらえて安心しました〜。本当にただのほのぼのでしたけど最後までかけて満足でした。感想ありがとうございました〜(o^^o) (2019年4月12日 20時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - 2人のアフターストーリーすごく嬉しくて癒されました！心温かく幸せです！ありがとうございました(^^) (2019年4月11日 21時) (レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - ゆいなさん» 最高ですか？うわん嬉しいですT^Tこれからもゆっくりとですが頑張りますね！ありがとうございました(о´∀`о) (2019年3月24日 12時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - きな子さん» うわぁ〜！最上級の褒め言葉頂けて幸せな気持ちになりました！！お返事遅くなってしまいすみませんでした！ (2019年3月24日 12時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
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