# 133 ページ33
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“別にどっちでもない”ってあの時はそう言ったけど。私はジウさんの代わりじゃない。心に蓋をして必死に嘘をついたけどもうそんなことしなくていいんだ。
『好き、オセフンが好きだよ』
そう言ったら耳まで熱くなってきて、顔を埋めたままぎゅーって抱きつけば“こっち向いて”って言われて、胸からすこーし顔を出して目線を上げて見る。そしたらふんわりと優しく笑っててやっぱり胸が苦しい。幸せすぎて、くるしい。
「もっと早く楽になれてたらこんなに時間はかからなかったのかな？」
『…どうだろうね』
オセフンにはそんな過去があって、それを癒す時間ももちろん必要で。早いとか遅いとか考えてもしょうがないからそういうのは考えなくていいと思う。ただ私があと一年早く生まれてたらカフェでバイトをしてたかは分からないしオセフンとこうして出会えてなかったかもしれないからこのタイミングが最適なんだと思ってる。
そんな事を考えてオセフンを見たらゆっくり顔が近付いて来て、あっと思ったらおでこにキスされて、その時に思い出したあの夜のこと。
『オセフンさぁ、私にキスしたの覚えてない？』
そう言ったら目を丸くして私を見たオセフン。驚くって事は覚えてないってこと。うーん…。
「は？え？いつ？」
『この前合コン行った帰り、ベランダからうちにやって来て…』
「え…俺、行ったの？覚えてない…」
そう言ったら私から離れて頭を抱えて固まったオセフン。顔を少しこっちに向けて“サイテーだな、俺”ってぼそりと零す。
「あれ、夢かと思ってた……」
あ、うっすら記憶にはあるんだ。まぁ酔ってたもんね。
『あれさ、相手私だと自覚してたのかなって』
「当たり前だろ、あ、それで俺にずっと怒ってたんだ？」
『そうですけどぉー』
あんなこと不意打ちでされておまけに忘れられてたからムカついてつんって無視したんだよ。でも皮肉っぽく言うんじゃなかったって後で後悔。
「俺、無意識だとしても、好きなやつにしかキスしないよ」
そんなセリフ、その素敵な顔で言われたらなんだかにやけが止まらなくなって、ふふって両手で頬を押さえて笑う。それ見てたオセフンは眉をひそめてこっちを見てたけど体を傾けてこっちに屈んで近づき、私を見て、“目瞑って”って言うから大人しく瞑ったら“あれはノーカウントで”って耳元で囁いたあと優しくキスされた。今度はおでこじゃなく、ちゃーんと、唇に。
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りん(プロフ) - セフンのツンより、ヒロインちゃんの塩笑笑 (2019年12月26日 20時) (
レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - あまいくりーむさん» わーん！そう言ってもらえて安心しました〜。本当にただのほのぼのでしたけど最後までかけて満足でした。感想ありがとうございました〜(o^^o) (2019年4月12日 20時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - 2人のアフターストーリーすごく嬉しくて癒されました！心温かく幸せです！ありがとうございました(^^) (2019年4月11日 21時) (レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - ゆいなさん» 最高ですか？うわん嬉しいですT^Tこれからもゆっくりとですが頑張りますね！ありがとうございました(о´∀`о) (2019年3月24日 12時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - きな子さん» うわぁ〜！最上級の褒め言葉頂けて幸せな気持ちになりました！！お返事遅くなってしまいすみませんでした！ (2019年3月24日 12時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
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