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「…ムカつく」
「あ？」
「…………」
「…誰に？」
「……急に…」
「ん？」
「急に出てきてさぁ…」
それは誰の事を言ってるんだろう？聞いてもらいたいのか分からないけど大きなひとりごとかもしれないし…そのまま黙って雑に押しのけられた洗濯物をたたんでいたら、テレビ画面を見ながらコンビニの袋に手を伸ばして中から取り出したのは缶ビールで、プルタブを開くと途端に泡が溢れてテーブルの上にぼたぼたっと滴り落ちた。
「え、俺振ったっけ？…タオル、あ、あった」
「………」
「ふぅ、あ、ジョンイナのもあるよ？すぐ開けたらこうなっちゃうけど」
「………」
さっき自分が乱暴に置いたから衝撃で泡を吹いたんだろうけど言わずに黙っておく方が得策だと思った。ぶつくさ言ってご機嫌斜めだったのに、溢れたビールのお陰かちょっと気が逸れたみたい。乾いたばかりのタオルを早速汚されたけど機嫌が直ったのならいいや。俺って本当に我慢強いな。普通なら文句の１つも言いたくなる状況だよなぁ。誰か褒めて欲しい。
「で？どうせ怒ってる原因はAだろ？何があった？」
「ん〜」
こぼしたビールをきっちり拭いてようやく口をつけて飲んでいるセフン。適当にタオルをたたみながら後ろ頭をぼんやり眺めて次の言葉を待つ。
「最近イム ジェヒとよく連絡とってる」
「イム…ああ、大学でよく見かけてた同級生のうちの一人か…」
「今夜も…あいつが迎え来てて」
「…へぇ、仲良くしてんだ、あいつとA」
「…………」
「二人で仲良く飯でも行ったのかな」
「…………」
「帰りもちゃんと送ってくれるだろうからお前も楽できていいだろ？」
「…………」
確か…イム ジェヒ達って地元組だからお前の後輩だよな。カフェにも来た事なかったっけ？それであいつだけ急にAの周りうろつき出したからムカついてんだ？ふーん。
セフン、それって嫉妬って言うんだぞ。しっと、やきもち、な。
「俺さ、よくヌナと映画行くんだけど、話しててすっごく楽しいし一緒にいて気楽だし。お互い今日あった事とか何でも話して共有すんの」
「………」
「向こうが何考えてるのとか、口にだして言ってくれるからこっちも安心するっていうかさ」
「…………」
「ほら、俺のがまだ学生で年下で、ヌナは社会人だから、ちょっと気がひける部分があるじゃん？」
「…………」
「だから…思ってる事は…口にした方がいい、と、思う…」
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りん(プロフ) - セフンのツンより、ヒロインちゃんの塩笑笑 (2019年12月26日 20時) (
レス) id: 1dd6c0734d (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - あまいくりーむさん» わーん！そう言ってもらえて安心しました〜。本当にただのほのぼのでしたけど最後までかけて満足でした。感想ありがとうございました〜(o^^o) (2019年4月12日 20時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - 2人のアフターストーリーすごく嬉しくて癒されました！心温かく幸せです！ありがとうございました(^^) (2019年4月11日 21時) (レス) id: 9358b5978b (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - ゆいなさん» 最高ですか？うわん嬉しいですT^Tこれからもゆっくりとですが頑張りますね！ありがとうございました(о´∀`о) (2019年3月24日 12時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - きな子さん» うわぁ〜！最上級の褒め言葉頂けて幸せな気持ちになりました！！お返事遅くなってしまいすみませんでした！ (2019年3月24日 12時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
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