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『ねぇ…これも忘れてる？』
「ん？」
こっちを見ているオセフンに手を伸ばして頭に触れてみる。つま先立ちで。
柔らかい髪の毛はあの日と同じで、アルコールの香りも少しだけ。ただちょっと違うのはここは暖かいベッドの上じゃなく、寒くて薄暗い帰り道って事くらい。
「これは…何の罰ゲーム？」
『やっぱ覚えてないんだ』
「…酔ってる俺に何したの」
『だからしてない、頭をこうやっただけ』
「…だから何で」
『何でって、泣いてたから…』
オセフンの顔が目の前にあって背伸びして頭に触れている私とはすごく近い距離で見つめあう形となっている。だからあの日名前を呼ばれた事とか思い出してちょっとドキってした。それでハッとして離れようとしたら伸ばした腕を掴まれて彼が口を開いた。
「…泣いてなんかない。お前の気のせいだ、そんなの忘れろ」
そう言って離れていったオセフンの顔はいつもの無表情に戻っていて、背中をむけてさっさと歩いていってしまう。私を1人暗闇に残して…。
オセフン、何でもないなら何故今瞳が揺れてたの？
覚えてないなら何故テキストを置いて行ったりしたの？
頭の回転はいいはずなのにそんな態度じゃ全然説明つかないよ…オセフン。
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『おはようございます』
「お、おはよう」
今日は朝から夕方までのシフト日。
いつものように支度してカフェに来ると社員さんだけだった。
スタッフルームに入り、シフト表を見るとジョンインもオセフンも昼前からのシフトになっている。
何だ、2人は朝ゆっくりなのね、羨ましい。
「おはようAちゃん」
通用口が開いてやって来たのはミンソクさん。
さすがに眠いのかあくびを手で隠しながらキュッと目を瞑ってる。そうだよね、家に帰ったのは日付が変わった頃じゃないかな？お疲れ様。
『ミンソクさん！おはようございます。昨日はありがとうございました』
「ううん全然、無事に帰れた？」
『はい、オセフンと一緒だったので』
「え、Aちゃんてセフンの事そう呼んでるの？」
『え、あぁ…はい』
「はは、あいつも随分と気を許してんだなぁ」
『えぇ？あれのどこがですか？』
驚いてそう返すと
切れ長の目を一度ギュッと閉じて開くとくすくす笑ってるミンソクさん。
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norita(プロフ) - Lemonさん» この話が大好きだなんてとても嬉しいお言葉です(^-^)更新をお待たせしてすみません。こつこつ頑張っていくのでこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございました〜！ (2019年1月3日 14時) (
レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - りかさん» コメントありがとうございます！楽しみにしてくれて嬉しいです。デレるセフンを気に入ってくださりありがとうございます(^-^)りかさんも寒いので体調お気をつけ下さいね！ありがとうございました！ (2019年1月3日 14時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - あけましておめでとうございます。今年もお話楽しみにしています！このお話が大好きで更新首を長くして毎日待ってます笑 執筆大変かと思いますが無理なさらない程度に頑張ってください。でも早く続きが読みたいです笑 (2019年1月3日 10時) (レス) id: 211f6307a9 (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - こんばんわ〜！毎回更新を楽しみにしています！少しずつデレるセフンがとっても可愛いです(><)体調に気をつけてこれからも頑張ってください！楽しみにしています。良い年末を(^^) (2018年12月31日 19時) (レス) id: 5e73cb75e2 (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - ゆきぽんさん» ゆきぽんさんも泣かせてしまってるー（ ; ; ）ごめんなさい。オセフンの心の中は少しずつ温まってると思いますよ〜。ゆきぽんさんも寒波に備えて暖かくして過ごしてくださいね。いつもありがとうございます(o^^o) (2018年12月27日 8時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
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