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『実はうちの食料が底をついちゃってるの。だからコンビニ寄って帰るから！じゃあね！』
少し先を歩いているオセフンにそう告げて道をグインと曲がって歩く。早歩きで。
もういいや、きっとあのサラリーマンは今日もカフェに来なかったから大丈夫だ。ほら周りが心配しすぎなだけなのー。追ってくる気配のないのに安心しつつコンビニへと急ぐ。
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『ふぅ、おっもーい』
………買いすぎた。
お腹空いてるときにコンビニなんて入ったからちょっとだけのつもりがあれこれ物色してカゴに入れてしまった。ストック用のラーメンや水のペットボトルや牛乳パックに新発売のおにぎりやカップスープ。あとそれと誘惑に負けて買ったのは大好きなエクレア！
オンマに見られたら“野菜が１つもない”ってブツブツ言われそうな袋の中。
その重い袋を持ってマンションのある通りへ戻ると真っ暗な道にぽつんぽつんと外灯が灯ってる。
目指すマンションはもう目の前に見えているから…そう、思いっきり安心して歩いてた。
「みーつけた」
……え、はい？
「今日はひとりなんだ」
『…………』
「よかった」
『…………』
いつからいたのか知らないけど、そこに彼は立っていた。
薄暗い外灯のない道向こうの電柱の影から半分だけ身体を出してそう言うと、ゆっくりと歩いて来たのは例のサラリーマン。暗闇に目が馴染んでくるとそのサラリーマンが今日は休みなのか普段着で立っていることに気づいた。それから視線をあげると目が合ってスッと一瞬で背筋が寒くなった。
『何か…用ですか？』
「何って、ほら仕事終わったらデートしようって言ったでしょ」
『…するなんて返事してませんけど…』
少し口の端をあげていつものように笑ってたその人は私から視線を外さずにゆっくりとこちらへ近づいて来るから怖くてちょっと後ろへ下がる。ダメだ、ここは強気で行かなきゃ付け込まれる。今は仕事中ではないし完全にプライベートでこの人だって今は客じゃないからはっきり断ったりすればいいだけなんだから、怯むな、私。
「じゃあID教えてよ」
『お断りします』
「何でー？」
教えたくないからに決まってんじゃん！しつこいなぁもう。
こんな待ち伏せまでして嫌がってんの態度で普通分かんないのかな？一体どーいう神経してんだろ。
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norita(プロフ) - Lemonさん» この話が大好きだなんてとても嬉しいお言葉です(^-^)更新をお待たせしてすみません。こつこつ頑張っていくのでこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございました〜！ (2019年1月3日 14時) (
レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - りかさん» コメントありがとうございます！楽しみにしてくれて嬉しいです。デレるセフンを気に入ってくださりありがとうございます(^-^)りかさんも寒いので体調お気をつけ下さいね！ありがとうございました！ (2019年1月3日 14時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - あけましておめでとうございます。今年もお話楽しみにしています！このお話が大好きで更新首を長くして毎日待ってます笑 執筆大変かと思いますが無理なさらない程度に頑張ってください。でも早く続きが読みたいです笑 (2019年1月3日 10時) (レス) id: 211f6307a9 (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - こんばんわ〜！毎回更新を楽しみにしています！少しずつデレるセフンがとっても可愛いです(><)体調に気をつけてこれからも頑張ってください！楽しみにしています。良い年末を(^^) (2018年12月31日 19時) (レス) id: 5e73cb75e2 (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - ゆきぽんさん» ゆきぽんさんも泣かせてしまってるー（ ; ; ）ごめんなさい。オセフンの心の中は少しずつ温まってると思いますよ〜。ゆきぽんさんも寒波に備えて暖かくして過ごしてくださいね。いつもありがとうございます(o^^o) (2018年12月27日 8時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
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