# 66 ページ16
.
「え、なに」
『いや、合コン王子は一緒じゃないの？』
「あぁ、ベク？俺1人だよ、今日は合コンじゃない」
『へぇ、珍しい』
「さすがに毎週は俺もちょっとね」
そうそう、合コン行って見知らぬ女性に気遣ってばかりいないでゆっくり休む事も必要だよ。
『で、今日は何か用事？』
「んー、Aの顔見に来ただけ」
『えっ、それだけでわざわざ？』
「可愛い妹の顔見に来るのが今の俺の癒しなの〜」
『うわっ、ちょっ、オッパ！』
徐ろに頭をガシガシ撫でて来るのはいつもの事だけど、嬉しそうな表情をさせるくせに寂しそうな感情も私にはよく見せてくるオッパ。バイト始めてこの数ヶ月実家に帰らなくなったから単純に寂しいってところかな。
とっくにランチを食べ終わってソファに深く座ってスマホを見ているジョンインはもうとっくに自分の世界で、それを遠目に見てたら「A〜」って珍しく甘ったれた声を出してハグされてオッパの胸にすっぽり埋まると懐かしい実家の匂いがした。はー安心する。でも苦しい、助けて。
『ぷはっ、ふぅ、パクチャニョルくんは何歳ですかー？』
「家族に甘えるのに歳なんて関係ない」
『あっそう…よしよし…』
「A今度いつ帰ってくる？」
『んー、オッパの誕生日かな』
「ほんと？もうすぐだ！嬉しい！あ、でもバイトは？」
『バイトはちょうど休みの日だし講義も朝イチのだけだから』
「俺も仕事休もうかな…」
『ダメだよ、周りに迷惑かけちゃ』
「だって…」
『そのかわり定時で帰って来て。オッパの好きな物作って待ってる』
「んー分かった」
ぽんぽんと背中を撫でてそう言うとオッパも同じようにぽんぽんって撫でてくれてお互いエスカレートしてバシバシ叩き合いになったところで他の社員さんが休憩に入って来て“何やってるの”ってやっぱりげらげら笑われたからそこでようやく試合終了。これ以上がっつり叩かれたら私の背骨にヒビが入るかもしれない。一体何しにやって来たの、オッパ。ああっまた髪ボサボサになったじゃん……。
あ、、
この前のサラリーマンの件、オッパには言ってないってビョンベッキョンは言ってたな。
なのにそれとは関係なくただ心配して見に来てくれたのかな…。
ほんと、こんな繊細なオッパを大切にしてくれる出来た彼女と巡りあってほしいものだよ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 910人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
norita(プロフ) - Lemonさん» この話が大好きだなんてとても嬉しいお言葉です(^-^)更新をお待たせしてすみません。こつこつ頑張っていくのでこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございました〜！ (2019年1月3日 14時) (
レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - りかさん» コメントありがとうございます！楽しみにしてくれて嬉しいです。デレるセフンを気に入ってくださりありがとうございます(^-^)りかさんも寒いので体調お気をつけ下さいね！ありがとうございました！ (2019年1月3日 14時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - あけましておめでとうございます。今年もお話楽しみにしています！このお話が大好きで更新首を長くして毎日待ってます笑 執筆大変かと思いますが無理なさらない程度に頑張ってください。でも早く続きが読みたいです笑 (2019年1月3日 10時) (レス) id: 211f6307a9 (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - こんばんわ〜！毎回更新を楽しみにしています！少しずつデレるセフンがとっても可愛いです(><)体調に気をつけてこれからも頑張ってください！楽しみにしています。良い年末を(^^) (2018年12月31日 19時) (レス) id: 5e73cb75e2 (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - ゆきぽんさん» ゆきぽんさんも泣かせてしまってるー（ ; ; ）ごめんなさい。オセフンの心の中は少しずつ温まってると思いますよ〜。ゆきぽんさんも寒波に備えて暖かくして過ごしてくださいね。いつもありがとうございます(o^^o) (2018年12月27日 8時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
