# 63 ページ13
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「メガネのサラリーマン…っても割と沢山来るけど…」
「んーほら、Aによく声かける色白なやつ、いない？」
「あ、そういや常連の中にいるかな…それが？」
それは俺にもセフンにも心当たりがあった。
Aがそばを通るたびに呼び止めて水のお代わりを頼んだり、俺達じゃなく確実にAを狙ってる感じのどこか陰湿なタイプのサラリーマン。クレームを言ってくるわけではないからそこまで気にしていなかったけど…
「さっきも来てて話しかけてた、お前らがいない時を狙ってると思う」
「まぁ一応俺らがいるし大丈夫でしょ」
「…それがさっきは手首を掴まれてた」
「え？触ってたの？」
「あのAでもさすがに客相手に強く出れずに困ってた」
「…………」
いつもへらへら笑ってるあのヒョンが眉を寄せ、真面目顔で語るからちょっと意外っていうか。
やっぱり何も考えてないようで周りの事をよく観察してる。
「それでどうなったの？」
「俺が引き離したから大丈夫」
「さすが」
「…何かあってからじゃ遅いんだから、気を配っとけよ」
指をさされてそう念押ししてからフロアーに戻っていくベッキョニヒョン。
フロアーに行き、キョロキョロとAを探すとチャニョルヒョンのいるテーブルに行って話をしていて笑っているからとりあえずホッとした。
「セフン」
「ん？」
「何があったか知らないけど、Aにもう少し関心持ってやれよ」
「………」
「さっきヒョンにも言われただろ？」
「ジョンイナだってスマホばっか見てんじゃん」
「……それは気ををつける」
今どうこう言ってる場合じゃないのは百も承知だけど、大学に通うためAは実家を離れて仲良い友達もいない慣れない土地で一人暮らしをしていて普段は何事もなく日々過ぎているけど、犯罪ってどこに隠れているか分からないものだ。
「頼むよ、セフナ」
「………」
「同じマンションなんだし、さ」
「……分かってる」
窓の外を行き交う人や車を眺めているセフンの後頭部を見ながらそう言えば、ようやく返してくれた言葉。はぁ、気難しいやつ…けどいつもこの時期にナイーブになるお前の気持ちも分かるからそれについては聞かないけど。
明るいAと接するようになってようやくお前に営業スマイルではなく本当の笑顔が戻って来るようになったのに、また逆戻りなんてして欲しくないよ。
俺だって、お前を大切な親友だと思ってるんだからな、セフン。
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norita(プロフ) - Lemonさん» この話が大好きだなんてとても嬉しいお言葉です(^-^)更新をお待たせしてすみません。こつこつ頑張っていくのでこれからもよろしくお願いします。コメントありがとうございました〜！ (2019年1月3日 14時) (
レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - りかさん» コメントありがとうございます！楽しみにしてくれて嬉しいです。デレるセフンを気に入ってくださりありがとうございます(^-^)りかさんも寒いので体調お気をつけ下さいね！ありがとうございました！ (2019年1月3日 14時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - あけましておめでとうございます。今年もお話楽しみにしています！このお話が大好きで更新首を長くして毎日待ってます笑 執筆大変かと思いますが無理なさらない程度に頑張ってください。でも早く続きが読みたいです笑 (2019年1月3日 10時) (レス) id: 211f6307a9 (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - こんばんわ〜！毎回更新を楽しみにしています！少しずつデレるセフンがとっても可愛いです(><)体調に気をつけてこれからも頑張ってください！楽しみにしています。良い年末を(^^) (2018年12月31日 19時) (レス) id: 5e73cb75e2 (このIDを非表示/違反報告)
norita(プロフ) - ゆきぽんさん» ゆきぽんさんも泣かせてしまってるー（ ; ; ）ごめんなさい。オセフンの心の中は少しずつ温まってると思いますよ〜。ゆきぽんさんも寒波に備えて暖かくして過ごしてくださいね。いつもありがとうございます(o^^o) (2018年12月27日 8時) (レス) id: aabcc6a11b (このIDを非表示/違反報告)
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