カラフル＊短編集 13 (ページ2)

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そういえば…あの時俺の彼女という特別枠にちっともありがたみを感じていないとか言われてツンツン炸裂してたけどさ、それからも十分ありがたみを感じているんだよ。
時々行き違いな気持ちの時もあるけど、オセフンはいつだって最後には私を幸せに浸らせてくれた。私の事を十分甘やかしてくれてると思う。それは忘れちゃいけない大切なこと。

「クリスマスの雰囲気は味わえないけど」

『だね、でもその方が街も空いてていいんじゃない？』

「じゃあ普通にデートだな」

『いいよ、全然。オセフンとなら楽しいし』

そう言ったらすごく満足そうな表情のオセフン。

「……やっぱり隣に座れ」

『食事中だってば』

「………パボA～」

『はいはい』

オセフンの彼女という特別枠はすごく貴重なものであるようだけど、こうして手にしてみると案外と容易いものでもあると感じる。私の生活も何も変わってないし相手に合わせて変えなくてもいい。いつもの自然体でいられるのが一番居心地がいい。特別って結局は普通と大差ないのかも。
　

スープを最後まで飲んだらすっかり身体が温まった。先に食べ終えてるオセフンの隣をすり抜け、冷蔵庫の水を取りに行ってから寛いでいるオセフンの膝の上にわざと座ってやったら何も言わずにお腹に腕を回して肩に顎が乗っかった。

「とんだツンデレ具合だな、パク Aさんは」

『うつったのかな、誰かさんのが』

「はー、まったく…」

こっちに来いというから膝に乗ってあげた。たったそれだけなのに普通のことがとてもドキドキするし、でも居心地がいい。ペットボトルの水を飲もうと口をつけたけど飲みにくいなこの態勢。
オセフンが耳元でくすくす笑うから上手に水が飲めなくて諦めて一緒に笑った。

◇◇◇

相変わらず詰め込んだ割に内容薄くてごめんなさーい。
皆さま素敵なクリスマスになりますように…。

次からはオセフンファンの皆様へ作者からのクリスマスプレゼント。
その後を少ーし。(※ほんのりR。閲覧注意)…｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡

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