愛情が愛情を重ね

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流星中1、望小4年
緑saide

相変わらずダイキは忙しくて
でも俺もどうにか家庭をやりくりして
少しづつ余裕も出てきた
それでも、いつ必要になるかなんて分からへんから節約節約。


流星が中学に上がり
サッカー部に入部
のんちゃんは小学生やから
2人でおる時間がだいぶ減ってきた


この頃からやろう、
のんちゃんが流星への想いが
恋って気付き出したんわ



2人でおる時間が減って
流星のおらん時間に流星のことばっか考えて
小学生ながらにこれが恋だと気付いたちょっと大人なのんちゃん


それに比べて
とにかく今は部活が楽しい流星
多分な、俺のカンやけど
流星ものんちゃんの事は好き
やけど、まだまだ気付くんは先になりそうやわー


1人の時間を寂しがらず
のんちゃんは流星の部活姿を外から見たり
自分なりに流星への好きに向かい合っとるようにみえる


だから俺たちもあえて何も言わへんかった


こればっかりは2人の問題やと思うから



名前は俺らの苗字をそれぞれ使ってるから
ちょっとめんどくさいけど
紙ベースでは兄弟にはならない2人

流星は俺の苗字で中間流星
のんちゃんはダイキの苗字で濱田望
かと言って結婚したいと言っても同じ苗字にはなれないのが今の日本



それでも、きっと2人は一緒におるんやろな
2人に出会った時から
何となくそう思っとったから
こうなったのも不思議じゃない
時間の問題や思ってた

その時間は
弟の方が早く気付いて
兄の方が未だ全く気付けそうもない


さぁのんちゃんどう出る？
俺らは遠くから見守るとする


さすがに流星が自分で自分の気持ち気付かんと…
親としては背中押したれんから。

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