愛情が愛情を重ね

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赤「望？おいで」


望を呼んでみると
少し渋ったが流星が背中を押され
黙って俺の隣に座る


赤「なんで怒られたか分かるか？」



桃「…おりこうさんやなかったから、です」



もう今にも泣きそうな望



赤「それもそうやけど、トモに危ない言われた事やめんやったんやろ？」



静かに頷く



赤「危ない事はやったらあかん
あんな望、俺はトモの事も流星も望も大好きや。望も流星の事が大好きやろ？」



眉を下げてウンウンと頷く望



赤「大好きな流星が怪我したらいややろ？」



桃「いやや、」



赤「例えば望が危ないからやったらあかんでって言ったのにトモがやめんで流星怪我したらどう？？」




桃「いややぁーいやっ」




望はついに泣き出した
自分がしてしまった事
やっと理解できたんやと思う
さっきまでは恐怖な出来事やったけど
自分のせいでトモを怪我させてしまった事
やっと理解できたようだ




赤「後でトモに謝ろな？」




桃「うん、ごめんなって言う、トモ君大丈夫？」




赤「大丈夫！あとで足ヨシヨシしてやってな！もっとお手伝いするんやで！」




桃「はいっ！」




赤「流星も色々とありがとな」



そう言って
気を使って少し離れた場所におる流星を近くに呼ぶ

よしよし、いつもの俺らの形

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