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7−まさか ページ7

しまった。

スーパーに来たはいいものの、何を作ろうか考えていなかった。

いつも親友にあほあほ言われている私だが、一応一人暮らしの身なので家事はそれなりにできる。


買い物カゴを持って何かないか探していると、まず目に入ったのはハムだった。

卵とかと一緒に焼けばあっという間に朝食メニューの出来上がりなのでとりあえずハムをカゴに入れる。

次に目に入ったのは食パンだった。期限ギリギリで安くなっているやつ。

食パンに目玉焼きとハムをのせて食べるのもとても美味しいのでとりあえず食パンも買い物カゴに投入。


そこでハッ、と気づいたことがあった。


これ、安室さんのハムサンド作れんじゃね?


安室さんのハムサンドなら何度か作ったことあるしテンションも上がる。

よし。決まりだ。

味噌とオリーブオイルは家にあった気がするぞ。

あとレタスとマヨネーズを買って帰ろう。









ピッ、と機械音が鳴り金額が表示されていく。

「ポイントカードはございますか?」

ここは行きつけのスーパーなのでもちろんポイントカードは持っている。

財布の中を確認してこのスーパーのポイントカードを探していく。

一瞬、見覚えのない名刺が見えたような気がしてもう一度最初から探そうとしたが、今はポイントカードを探すのが先だ。後ろが詰まってしまう。

ポイントカードは意外とすぐ見つかって、お会計もすぐに終わった。





レジ袋を持って店の外へ出ると、ふとさっき一瞬だけ見た名刺のことを思い出す。

結局なんだったんだろうと思いもう一度財布の中身を確認する。

1枚1枚確認していくと、ある名刺で手が止まった。さっき一瞬だけ見た名刺だ。


「安室、透」


なんだって(白目)


確かこの名刺は今日の夢でもらった名刺だ。

夢の出来事だったはずなのにこの名刺が手元にあるということは、つまりそういうことだろう。


「夢なのに、夢じゃなかった…?」


ならばなぜ、親友は名探偵コナンを知らなかったのだろうか。

なぜ東京が東都という名前になっているのだろうか。


まさかまさかとは思うが、本当にそうなのだろうか。

本当にそうなのであれば東京が東都という名前になっていてもおかしくはないだろう。

本当にそうなのであればコナンを知らないあたりこっちの親友はずっとこっちの世界で生きてきていたということになる。

たしかにおかしい点はいくらでもあったはずだ。

まさか、まさか、


コナンの世界にトリップしていたなんて!!

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , トリップ   
作品ジャンル:アニメ
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なし子(プロフ) - akumaさん» コメントありがとうございます!気に入って頂けて何よりです(^-^)これからもよろしくお願いします!! (2019年2月18日 22時) (レス) id: b16c87546b (このIDを非表示/違反報告)
akuma(プロフ) - 新しい話ありがとうございます!18話すごい好きです。面白くて繰り返し読んでます!これからもお願いします (2019年2月12日 21時) (レス) id: f48d4cbf1b (このIDを非表示/違反報告)
なし子(プロフ) - 朝凪来夢さん» コメントありがとうございます!朝凪来夢さんのことすげえ好きなんですけど() (2019年2月6日 20時) (レス) id: b16c87546b (このIDを非表示/違反報告)
朝凪来夢(プロフ) - 私の凡人アカデミアすげえ好きなんですけど() (2019年2月3日 15時) (レス) id: babb22cfda (このIDを非表示/違反報告)
なし子(プロフ) - 颯さん» コメントありがとうございます!頑張ります!!! (2019年2月3日 14時) (レス) id: b16c87546b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ポトハッハ(なし子) | 作成日時:2019年1月6日 17時

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