27ー友好的 ページ30
「お互いに友好的な関係を築けたらいいと思っている」
はい予想通り〜。
こんなん、恋愛感情とか一切なくてこのまま友情エンドのやつやん。
でも、恋愛をしようと思っていないと言われ、まあ確かにそうだよなぁと1人納得していた。
「(夢小説のような展開になってしまったからと言ったって、夢小説が必ずしも恋愛するわけじゃないもんなぁ。)」
いくら私が夢主になってしまったとはいえ、確かに降谷さんと恋愛をするのは少々気が引ける。
そう考えるとわたしには友情エンドがお似合いなのかもしれない。
「本当に、いいんですね?」
「ああ、異論はないよ。」
ということでわたしの苗字が降谷になりました。
どうですか、降谷Aですよ。
ずいぶんあっさりした結婚であったなと感じる。
確かに、あの後話はぱっぱと進んだ。
まず家の話になって降谷さんは犬を飼っているからあまり引越しをしたくはないとのことで、降谷さんの家に住むことが決定した。
その他諸々、お金の話をしたりして話がまとまったところで既に記入済みの婚姻届を差し出され、わたしの欄を記入し、役場に提出をしに行った、というのを約2週間で行なった。
いや、めっちゃスピード婚やん…。
迷惑をかけまいと、外面だけでもいい妻を演じようと誓ったのは降谷さんにも言っていない。
ーーーーーーーーーーー
お世話になっていた上司が退職してしまった。
公安に配属された時に僕の直属の上司になった方、柊さんという人だ。
お見合いの 話になったのは、上司の退職が決まって1週間経った頃に話があると誘われた、飲みの場だった。
場所は公安御用達の完全個室部屋。
がたいがよく、強面のその上司が狭いその部屋に座ると約3分の1は上司で埋まる。
「降谷、結婚を決めているような女性はいないのか?」
しかし、その実とてもおおらかで面白い人だ。
「いませんね、仕事が忙しくてそれどころじゃなくて、見合い話はいろんなところから来るんですけどね。」
「そうかー。見合い話に疲れてるところで悪いんだけど、ちょっとうちの娘とお見合いしてくれない??」
ん?
「えっと、それはつまり、ていうか柊さん、娘さんいたんですね…」
「ていっても、ずっと前に1回、俺が仕事で忙しくなり始めたあたりに、縁を切っちゃったんだけどね。」
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なし子(プロフ) - akumaさん» コメントありがとうございます!気に入って頂けて何よりです(^-^)これからもよろしくお願いします!! (2019年2月18日 22時) (レス) id: b16c87546b (このIDを非表示/違反報告)
akuma(プロフ) - 新しい話ありがとうございます!18話すごい好きです。面白くて繰り返し読んでます!これからもお願いします (2019年2月12日 21時) (レス) id: f48d4cbf1b (このIDを非表示/違反報告)
なし子(プロフ) - 朝凪来夢さん» コメントありがとうございます!朝凪来夢さんのことすげえ好きなんですけど() (2019年2月6日 20時) (レス) id: b16c87546b (このIDを非表示/違反報告)
朝凪来夢(プロフ) - 私の凡人アカデミアすげえ好きなんですけど() (2019年2月3日 15時) (レス) id: babb22cfda (このIDを非表示/違反報告)
なし子(プロフ) - 颯さん» コメントありがとうございます!頑張ります!!! (2019年2月3日 14時) (レス) id: b16c87546b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ポトハッハ(なし子) | 作成日時:2019年1月6日 17時