検索窓
今日:12 hit、昨日:1 hit、合計:145,131 hit

17−間違い ページ18

でも、私が本当のことを言ったとしてあの降谷さんが信じてくれると思うか?

答えはNoだ。

それこそ真面目にお巡りさんに通報されかねない。

そういえば目の前のこの人はお巡りさんだったか。



「君が全てやっていたことだろう。僕たち公安の情報欲しさに!」


ああ、早く弁論しなければ。

「なぜ黙っている?ああ、図星なのか。だから黙っているのか。」


違う、それだけでいいんだ。早く、言って。

ズキン、ズキン

頭の中で大爆発が起こっている。



「おい、少しくらい話せ。…おい、おい!!」

視界がぼやけていく。

やがて全身が空気に溶けていくような感覚に陥った。




違うんだ。






誤解されたままは、いやだ。









ーーーーー

上手く彼女を車の中へと誘い、上手く罠にかけることができた。

これで逃げられないだろう。

もし味方を呼んだとしてもこの周りには彼女の仲間はいない(部下に調べてもらった)ので、仲間が到着するまで時間がかかるはずだ。


しかし、こうも簡単に罠にかかるだろうか。

こちらの方が断然有利な状況。

逆にこっちが罠にかかっているような気もしてきた。

しかし、なんであれ負けるわけにはいかない。




尋問、開始だ。









ーーどこで、間違っただろうか。


僕の推理は間違っていなかったはずだ。

というか、あれだけの証拠が揃っていれば誰だってそう推理するだろう。




しかし、彼女が意識を失う前に言った言葉。

掠れた声でたしかに、

「ちがう」

と。




本当は、敵じゃなかったのか。

でなければ、あの状態では否定できないだろう。

頭の中ではその考えがぐるぐる回っている。


仲間を連れてきていなかったのも、車に乗った時、一切警戒しない様子だったのもただの一般人だったから。

安室透に電話をかけたのもただ単に普通に依頼をしたかっただけ…。


あのLIMEの人とは別人?

じゃあ僕が通報したのと彼女のLIMEが凍結したのはただの偶然…?




ああ、僕はなんという失敗をしてしまったんだ。









「安室さん!最近流行っている、"私の凡人アカデミア"って言うアニメ、知っていますか!?」


ポアロの出勤日、梓さんが最近はまっていること、と称して聞いてきた。

番外編/私の凡人アカデミア→←16−降谷さん



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (305 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
873人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , トリップ   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なし子(プロフ) - akumaさん» コメントありがとうございます!気に入って頂けて何よりです(^-^)これからもよろしくお願いします!! (2019年2月18日 22時) (レス) id: b16c87546b (このIDを非表示/違反報告)
akuma(プロフ) - 新しい話ありがとうございます!18話すごい好きです。面白くて繰り返し読んでます!これからもお願いします (2019年2月12日 21時) (レス) id: f48d4cbf1b (このIDを非表示/違反報告)
なし子(プロフ) - 朝凪来夢さん» コメントありがとうございます!朝凪来夢さんのことすげえ好きなんですけど() (2019年2月6日 20時) (レス) id: b16c87546b (このIDを非表示/違反報告)
朝凪来夢(プロフ) - 私の凡人アカデミアすげえ好きなんですけど() (2019年2月3日 15時) (レス) id: babb22cfda (このIDを非表示/違反報告)
なし子(プロフ) - 颯さん» コメントありがとうございます!頑張ります!!! (2019年2月3日 14時) (レス) id: b16c87546b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ポトハッハ(なし子) | 作成日時:2019年1月6日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。