ギャグ日常日和

Memory12　閉じ込められて ページ31

―――――２階リビング―――――

川中「なんとか、安全は確保ですかね」

吉良「まだ何か忘れてへんか？」

加々美「なにを？」

涼野「ここで一晩休むための道具とか・・・？」

吉良「そんな感じ」


―――――２階の部屋―――――

川中「生活するには不便な場所だし何かあるといいけど・・・・」

吉良「机の下からマッチ発見！」

加々美「マジでか」

涼野「他に何かあった？」


加々美「ちょっとまって〜」

ゴソゴソ

川中「救急箱・・・？」


【救急箱】発見により、パーティー全回復。


川中「救急箱は助かりましたね〜」

涼野「ねぇねぇ、いったんリビング行こうよ」


―――――リビング―――――

川中「カギ閉めときましょう」

ガチャ

吉良「これでとりあえず安心だな。油断は禁物だが。」

川中「でも、一時しのぎだよね。今晩は持つかもしれないけど」

涼野「一晩でも十分だよ。走り回ってクタクタだよ〜」

加々美「そうやね。今日は動いた動いた〜。」

涼野「ちょっと寒いね。山奥だからかな〜。」

川中「あ、そういやさっき吉良がマッチ拾ってたな。薪も一晩くらいあるし、温まろっか」

加々美「じゃぁ私やるよ〜」

薪に火をつけた。

吉良「おぉ〜。ぬく〜」

川中「大分落ち着くな〜。皆いるし」

涼野「本当。最初は怖かった。二人が真っ先に動いて逃げていったのに、あの化け物私のこと追っかけてきてさぁ」

吉良「確かに。涼野は逃げ遅れてたわけじゃないのにな。気が付いたら加々美も居なくなってさ」

加々美「普通アレ見たら誰でも逃げへん？それに・・・隠れたりしてるだけじゃ・・・・いや、何でもないわ。」

川中「皆無事で本当に良かったわ。それに、今は過去の行動を話すより、今後のことを話すべきやないかと」

涼野「だね。この家調べまくったけど、出口見つからないし・・・全部閉まってるって言うか、酷いぐらいに」

加々美「あの化け物に閉じ込められたって解釈するべきなんかな・・・。出口無いって怖いわ」

川中「早く帰りたいなぁ。塩じゃけいっぱい食べたいです」

涼野「私も、このままじゃアイスもパスタも食べれなくなっちゃうよ〜」

吉良「出口がなければ作ればいいじゃない」

涼野「マリー・アントワネットみたい・・・」

吉良「いや、だってさそんな感じじゃないか？作ったことないけどさ。」

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