悪いこと…ぜんぶ。

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「…今日水曜日やないんやけど…」









小「はい、せやから肌に触ったりしません」









と言って私に近づいてきた









そして、私の首を見て言った









小「…せっかく痕つけたのに隠しちゃったんですか？」









「ふざけんといて… こんなんつけられて迷惑…」









小「水曜日の会長は俺のものやねんから…好きにしてええやろ？」









と言い絆創膏に触れた









「や…から今日はダメ！！」









ドンっと小瀧くんのことを押した









「後…これ、借りてたブレザー…ありがとう
　私のせいで怒られちゃってごめんね…重岡くんに」









小「あれは俺が勝手に置いてったって言うんですよ、ほんまに変な人ですね」









そして突然小瀧くんはしゃがみこんだ









小「あーあ…会長が矢野先生なんかを好きなのもったいないな(小声)」









「何か言うた？」









小「別になんもないです」









それから毎日小瀧くんは…









昼休みのたび私の仕事を手伝ってくれた









そして、また水曜日がやってきた









唯「A…忙しそうやな」









「せやけど、後輩が毎日手伝ってくれてるから」









唯「後輩？」









「書記の小瀧望くん」









唯「あ〜あのイケメンくん！その小瀧くんってさあ… Aの事好きなんとちゃうん？」









「な、何言って…」









唯「Aにイイとこ見せたくて頑張ってんやって！」









「もう、変なこと言わへんで！私…ぼちぼち行くね！」









私は生徒会室に向かった









小瀧くんが、私を？









ない……絶対









生徒会室のドアを開け真っ先に小瀧くんと目があった









『Aの事好きなんとちゃう？』









唯が言った言葉が思い出される









せやから、ないってば唯が変なこと言うから









ガチャッ









先「ごめんな、遅れた！」









「！？」









先「おはよう、A」









「…おはようございます」









私が好きなのは矢野先生









「それでは始めます、今日は…」









重「会長、ちょっといいかな」









「どうしたん？」









重「生徒会の日をもっと増やしたほうがええと思う」

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