悪いこと…ぜんぶ。 (ページ32)

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それから1ヶ月

女子A「はぁーほんまにショック矢野先生の事結構好きやったんやけどなぁ」

女子B「せやけどさぁ、生徒に手出してたのはさすがにキモくない？」

そんな話が色々なところで聞こえる

【廊下】

小「大丈夫やって、Aのことは誰にもバレてへんから」

「……」

小「副会長…重岡先輩にも先生たちにも黙ってもらってるし」

「うん…」

名前呼びまだ慣れへん…

「あ、そうや… 悪いんやけど今日も先に帰ってもらってもええかな？」

小「え？」

「私、図書室で勉強してから帰ろうと思ってて…」
(受験生)

小瀧くんはムッとした顔をして私のほっぺを摘んだ

「え、なに？？」

ぷにぷにとほっぺを触ってくる

小「いや…勉強勉強ってそればっかりで俺のこと忘れんといてほしいなーって」

「忘れへんし…というか逆やから…」

小「逆って？」

「私、いつも小瀧くんのことばっかり考えとんの。せやから…困る…受験生やのに」

そう言うと小瀧くんはいきなり腕を掴み

近かった生徒会室に入った

「待って、私…もうここには…っ」

私の言葉は彼の唇で遮られた

壁に追い詰められている状態になっている

「っん……小瀧く…んん…っ」

名前を呼んでもやめてくれない

私は彼の口に手を覆った

「話聞いて……バカ」

小「やだ」

口を覆っていた手は小瀧くんの大きな手で簡単に

抑えられてしまった

「も……ちょっと」

彼の手がワイシャツの中へと入っていき

ブラのホックを外された

「っ！！」

私は小瀧くんの胸を押した

「こ、こら！！」

小瀧くんは舌を出し意地悪な顔をしていた

「いきなり引っ張って部屋に入れられたらびっくりするやろ(ホックを直しながら言った)」