悪いこと…ぜんぶ。 (ページ20)

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男A「こんにちは～」

男B「うわっめっちゃ可愛い、1人？」

男A「俺らと一緒に回らん？」

近くの男子校の制服……どうしよう…

男B「それ、どこの衣装？案内しぃや」

「すみません、困りま…」

男A「俺ら初めてきたから分かんなくてさ」

男B「ええやん、案内せぇや」

と言って私の腕をガシッと掴んだ

「痛っ……は、離して…！」

全然離してくれない……

「たいがいにしぃひんとそちらの学校に連絡しますよ！」

男B「は？ふざけんな」

男A「ええから来いよ」

そう言って腕を強く握り歩き出した

怖い…！

このままじゃ私ーー

「っ……小瀧くん！」

と叫んだと同時に後ろから優しく抱きしめられた

その優しさで誰が抱きしめてるのかわかった

「小瀧く…」

小「俺の彼女に手出さないでください」

私は見たことなかったこんな怖い顔をした小瀧くん

…小瀧くんの顔が怖かったのか

男A「なんやねん…男いたのかよ」

そう言って何処かに行ってしまった。

小「よかった…会長、大丈夫ですか」

「う、うん」

後ろから抱きついたまま男に握られた腕を撫できた

小「赤くなっとる…痛い？」

「大丈夫…大したことないから…ありがとう、助けてくれて」

ドクン……ドクン…ドクン

今さら心臓の音が……

怖かった……

「私、ダメやな～生徒会ってこんなトラブルから守る側やんな…ごめん……役に立てなくて…」

小瀧くんの顔が私の肩にのってきた

小「むしろ、もっと…頼ってくれへんと…」

「え？」

小「俺は会長を守るためにいるんやから」